災害地へ5回目の物資輸送。



メディアや政府内の会議で「物資が不足している」「必要なものが届かない」という問題は多く取り上げられます。



しかし、現場で何が本当に起こっているのかの詳細は把握されていません。私もみんなの党も何度も提言したり、要望を出したりしていますが、改善があまり見られず、居ても立ってもいられなくなりました。そこで、今回は5回目の物資輸送をすることにしました。



勿論、私自身も今までの輸送で「失敗した・・」という経験を何度もしています。その事例も踏まえ、今度はピンポイント配送をする事にしました。目的地は石巻です。



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「何も残っていない。涙が出る光景です」



まずは、「あまり取り上げてもらえないが、葬儀場や遺体安置所が大変な状況です。家が流されて、毎日同じ服を着て働いている人もいます。着替える服がほしい」という連絡を下さった葬儀場へ大量の服を運びました。物資は野口さんチーム@オニオンに届いたシャツ、ズボン、ブーツが中心。




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その後はコストコで買った食料品を、被害のひどかった雄勝地区へ運びました。ここは道路も遮断され、海から自衛隊の救援が入ったのが震災後1週間経ってからと聞きました。



必要とされていたのが、たんぱく質と、糖分が多めのパン類。マフィンやツナ缶を数百個と、衣料、乾電池などをお渡ししました。




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その後は、孤立してしまった小さな漁村へ。ここでは流されなかった数件の家に集まり、自主的に共同生活を送られています。食料品や衣料品をお渡ししました。




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その後、2か所、小さな民間集積所を回り、急遽、石巻市役所を訪問することにしました。現地の方から聞いた、小さく見えようとも、実質的には大きな問題を伝えたかったのと、政府へのニーズを聞くためです。




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「北村石巻市副市長と」



石巻を案内して下さったのは、高橋ご夫妻。高橋さんはバス会社の社長で、所有していた車両をすべて流され、社員の方を亡くし、ご自宅も失ってしまいました。しかし、地元の為に、気丈にも案内役をかって出て下さったのです。本当に感謝しています。




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「これはテレビでも取り上げられたそうですが、高橋さんが所有していたバスです。津波によって、ビルに乗り上げてしまいました」



東北では、被災した方々も必死になって働いています。
復興に向けた本当の救済が必要になるのはこれからです。
被災地から離れている我々も、出来る事は小さなことでもやり続け、力を合わせることが大切だと思います。