昨日は三重県と愛知県で講演や演説を行ってきました。



名古屋で最後の演説が終わり、駅に向かう途中、ボランティアで送り迎えをして頂いた方に「公太さんにこれだけはお聞きしたかった。なぜベンチャーを成功させる事が出来たのですか?成功の秘訣はなんですか?」と聞かれました。



私は、「人それぞれ『欲』がある。ある人は『女性にもてたい』という欲が非常に強く、その欲求を満たすために成功者(=お金持ち)を目指す。私の場合は子供の頃の体験が全てで、『日本の素晴らしさを世界に広めたい』という欲が異常に強い。そのような欲に素直に向かい合い、追い求めるのが一番強いのではないか・・・」



という話をしながら、レキシングトン・ハイスクールの心理学コースで学んだマズローのHumanistic Psychology(人間性心理学)を思い出していました。



マズローは、人間の基本的欲求を下から①生理的欲求、②安全の欲求、③所属と愛の欲求、④認められ尊敬される欲求、⑤自己実現の欲求、の5段階に分けました。当たり前ですが、①の生理的欲求(睡眠欲や食欲)が満たされないと人は死んでしまうので、一番ベーシックな欲となります。



そして、その一番下の欲が満たされると、欲は徐々に②→③→④→⑤と上がっていきます。④になると、尊敬されたい、認められたいという欲求が強くなり、ボランティアや寄附を通じて社会に還元を始めます。



そこで気付いたのですが、日本の政治家(特に衆議院議員)は②の安全の欲求がいつも満たされていない状況にあるのではないでしょうか。いつ解散総選挙があって、職を失い、安定した生活を失うか分からないのです。



そんな境遇では落ち着いて、「人のため、国のため」に活動することは出来ないと思います。



勿論、自分が満たされていなくても、人の為だけを考えて活動出来る人はいます。しかし、そんな方は稀です。人間は基本的に弱いので、自分が安定していないと、他人まで助けようとはなかなか思えません。



それが総理大臣であったとしても、です。



そういう意味からも、私は選挙制度を変え、首相公選制を導入し、「任期」を明確にしたほうが良いのではないかと思ってしまいます。



話が長くなりそうなので、この続きはまた次の機会に続けましょう。



今夜はプライベートで在日米国大使御夫妻をお招きして、六本木で食事をしてきます。



それでは、行ってきます!



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