ソーシャル イノベーション。
直訳すると社会変革、社会革新。
最近、世界中の大学や起業家の間で頻繁に使われ始めたキーワードです。




その概念について、「日韓社会的企業フォーラム~ソーシャルイノベーションと起業家精神 」というイベントで、パネルディスカッションをしてきました。お相手は、日本銀行出身で、現在は企業再生支援機構の執行役員を務められる武藤清さん(モデレーターは城西国際大学客員教授の鈴木崇弘さん)。




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私は起業した時、「ソーシャル イノベーション」という言葉を知りませんでした。しかし、振り返ってみると、私の一番の原動力になっていたのは「文化の懸け橋になりたい。お互いの国の文化や考え方を知り、尊重できるようになれば、世界中の人々は仲良くなれる」という考えでした。子供の頃に海外で育った私にとっては、とても大切なテーマだったのです。




また、数年の間に家族二人を病院で亡くし、「日本の病院は何て暗いのだろう。医者は何て患者の事を考えていない人が多いのだろう。これでは健康な人でさえ病気になってしまう」と痛感したことから、私は何年もかけて多くの病院と交渉し、「病院内店舗」を生みだしました。最初の店舗が東大病院だった事もあり、瞬く間に「病院内にコーヒーショップを入れる」という動きが全国に広まったのです。




ソーシャル イノベーター(社会を変革する人)には、誰でもなれると私は思っています。それはビジネスという形でも、ボランティアという形でも可能です。大切なのは、常に問題意識を持ち、アンテナをはり、そして「これはおかしい!こうするべきだ!」と心から感じるものがあった時に、すぐに行動に移すこと。あなたのそのワンステップが世界を変えるかもしれないのです。