新国立劇場で「TIME」を観た! | 「幸せの語り部」 マギートリトンのブログ

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この「TIME」は、オランダでの舞台芸術の祭典で上演されて絶賛されたものらしい…。何よりも、インスタレーション、パフォーマンス、ヴィジュアル・アートと音楽が融合したもので、音楽を坂本龍一、パフォーマンスを田中泯というところにも興味があって、雨の中、一人いそいそと新国立劇場へ。

 

田中泯さんのソロのパフォーマンスをどこで見たかは覚えていないのだけれども‥とても印象深く記憶に残っていたこと、そして、その後、俳優としても活躍されていてとても興味を持ってみてみたいなと。

そして、もう一つは、坂本龍一さんの音楽。舞台での音楽というのは、あまり記憶になく(私だけかもしれないけれど)、どんな音を作ったのかという興味があり、突き動かされるように出かけた私です。

 

坂本龍一さんは、この日まで生きているつもりでいらしたのではないかなと…ちょうど命日から1年後の舞台初日でもありました。

 

観る人、一人一人によって感じることは違う…また、いろいろな見方ができる舞台で奥深かったです。

 

「TIME」、まさしく「時間」。私達は、誰一人として「死」から逃れることはできず、生を受けた瞬間から「死」に向かって、時間とともに突き進んでいくわけです。

この舞台を見ながら、「私たちが生きている時間」は、「幻想」であり「夢」なのかもしれないと。また、私たちの生から死へと向かう時間は、輪廻転生の中にあって、永遠に続く「魂の旅」の一部なのかもしれないとも感じました。

 

映像の前での、現実の田中泯さんのパフォーマンスとの間にも「時間」が存在しつつも、「過去と今」が違和感なく表裏一体のものとしてみている「私」がいて、とても不思議な感覚を体験しました。

 

坂本龍一さんは、「東日本大震災」で「津波によって破壊されたピアノ」を「死んだピアノ」と思っていたものが、調律して蘇ったときに「再生する姿」を見出して、再生する力を見出したそうなんですね。

逆に、NYの自宅の庭にピアノを放置して、朽ちていくピアノの姿を自然の摂理の中で感じるということもしていたようです。そこから、時間とともに朽ちていく物質を自然の流れとして様々なことを感じていたようです。

そういう体験が、この舞台の背景の「音」に反映されていると私は理解しました。あくまで、私の私見であり、私の舞台から感じたことですけれど。

 

久々に、少し怖い、見たくない部分も意識させられた舞台でしたけれど、とても普遍的な奥深い魂のテーマを感じることのできるいい舞台だったと思います。

これ、再演されることは、あるのかな?再演されることがあれば、また、もう一度見てみたいと思います。きっと、今回とはまた違う感情を味わうのではないかなと、想像しています。

 

最後に、5月19日に「クリスタル・ボウル」の演奏会を都内で行います。テーマは「魂の飛翔」。生のクリスタル・ボウルの音だけでなく、波動を感じて頂ける「体全体で感じる音」を体験して頂けたら嬉しいです。

「幽体離脱」のような感覚を体験したり、自分の過去世をヴィジュアルで観たり、また、ある方は初めから最後まで爆睡状態になったりと、お一人お一人が同じ音の中にいてもまったく違う体験をします。

床に寝て…聞いてもらう、面白いスタイルです。リトリート(合宿)形で行うことが多く、演奏会の形は稀ですので、ぜひ、初体験をこの機会に皆様にして頂けましたらありがたいです。演奏後には、皆様の体験をシェアするお時間もあります。

場所などの詳細につきましては、お申込みいただいたときにお知らせ致します。

クリスタル・ボウルの演奏会の詳細につきましてはこちらをご覧下さいませ。