「素人目戦で見たRd4 富士」 GT500編
先ずは結果。
総評を一言で言ってしまえば
「日産陣営の作戦勝ち。」
1位のD´stationはノーウエイト車両で想定した路面温度にタイヤがピタリと合っていた点、そしてきっと佐々木選手に合わせたであろうセッティングを上手くクルム選手が走り熟していた。
その辺はやはり世界のレースで様々な車両に乗っていたクルム選手らしい走りであった。
佐々木選手も若手らしい思い切りの良い走りと、最後5周に向けたタイヤマネージがトータルで出来てきていた事が勝因であろう。
2位、ZENTは序盤に立川選手が大きく稼いだ貯金をピットストップで大きく使ってしまった点とドライバー交代後の42~43周目のトラフィックの処理でラップタイムを一周あたり約3秒近く落としてしまった事。
1号車からの長期に渡るコーナーでのプレッシャーでウエイトが重いであるが故にタイヤを使い切ってしまった点がこの結果となったであろうと見る。
3位IMPULはタイヤがもしかするとハードで合わせた持ち込みセットだった事が想定される。
今回のRd4はスプリントレースで決勝開始も午後3時スタート。
気温、路面温度が徐々に下がった時に速さが出るタイヤ選択と、そこに合わせたタイヤマネージ。
ファイナルラップでの1号車は38号車との長いバトルでは太刀打ち出来ない程のJP選手らしい走りがあった。
リストリクター付き車両ならではの作戦でシリーズランクを考えれば最高の出来ではないかと思う。
惜しくも4位となった1号車はタイヤは合っていたいた様子。
序盤の松田選手の低燃費走行とそれに伴うピットストップの短縮や、先行車両の思わぬタイム落ちで終盤までトップ争いを展開していたが、ストレートの長い富士での燃料リストリクター付き車両では先行車両の方に分があったと思われる。
ともあれ、コチラもシリーズランクを考えれば良い結果ではないかと思う。
ここまでのトップ4の日産勢の車両にも共通していることは「軽い」と言う点。
そこにRd4から投入の新エンジンとのマップ、そして気温に合わせた各チームのタイヤ選択や日産勢全体としての「軽さを生かした走り」の戦略が上手く合致していたのかもしれない。
5位、6位とNSX勢が続く。
6位ターベイ選手の終盤での1コーナーのブレーキングミスが無ければもう一つ上位に食い込めたかもしれないが、NSX勢で1番残念であったのはARTAのリタイヤ。
路面温度が想定より高かったのか、終盤でのバーストでリタイヤとなってしまった。
しかし熱に弱いとされるハイブリッドを上手く生かした走りであったことは間違いないので、今後シリーズ戦をかき回す車両として進化していることは間違いは無さそう。
ココまで書いて気づいた事はやはり
「メーカー同士の争い」でもあるという事。
メーカーとしてのチーム力の高さには、やはりNISMOには敵わないのであろうか・・・。
