べんパパは一貫してソフトなベッド&マットレスを勧めるブログを書いてます。

 しかしねぇ、世の中はそんなブログに目を傾けてくれる方は極々一部だけ。


  世の中医学療法士、医療関係、整体、といった専門家?プロ?が選んでくれている「腰痛持ちが選ぶべきマットレス10選!」といったサイトをググってみるとぺんパパが推すマットレスなんて全く出てこないどころかぺんパパが知らないマットレスばかりです。

 どうもマットレスと腰痛が一体化しているようで大体以下に書いた触れ込みや口コミが一般的なようですので一つずつ解説していきましょう。 

 

1.健康によいベッドは硬めがオススメ

2.腰痛で大学病院で検査を受けたら硬めのベッドを勧められた

3.新築あるいはマンション購入して引っ越ししばらくして朝ベッドから起き上がろうとしたら腰が痛くて起きられなくなった

4.泊まったホテルのベッドが柔らかすぎてよく眠れなかった

 

1.健康によいベッドは硬めがオススメ

 フランスベッドが中心の日本では昭和時代にこの名言が瞬く間に広まりました。

 国内シェアNo.1ですから家具店、量販店みんなフランベッドの硬めのマットレスを勧めるために平成10年くらいまではこの言葉がまかり通っていました。

 さらに「日本人はお布団からベッドに変わる方が多いので布団並みの堅さでないと違和感が出ます」も新たにベッドに変えようとする方々の心に響きました。

 

 とどめは「柔らかいベッドはハンモック現象を起こして腰を痛めます」

 などと言って下のような絵を見せられてソフトなマットレスを買おうとする客を脅していました。

 実際は相当ソフトなマットレスでも上の図のように腰だけ落ち込むようなことはなくて、足先から背中もかなり沈みます。 

 この絵で分かるのは枕が結構大きな要因になっていることです。枕をかなり低くしないと布団からベッドに変えたとき、100%近く腰も首もやられます。

 枕を変えるのは絶対条件と思った方がいいです。

 

 それとベッドメーカーのショールームに行くとよく聞かされるのが「寝たときにまっすぐに立った状態を保つマットレスがいいんです!」というセリフ。

 

 ぺんパパは30年以上も腰痛と付き合っていますが、歩かずにじっと立っているとだんだん痛くなって来る腰痛のタイプ。

 そんなぺんパパが「立った状態を保つマットレス」に寝たら腰が痛くて寝られるわけないでしょ!  

 

2.腰痛で大学病院で検査を受けたら硬めのベッドを勧められた

 これもフランスベッドの影響があると思いますよ。

 一例として現在フランスベッドと東洋大学は産学連携を結んでいます。 

 そのほか帝京大学駅伝部にはロゴをつけてもらって資金援助をしています。

 

 そのことが悪いなんて言うつもりは全くありませんで、企業として当たり前の姿勢です。

 

 まぁしかし提携先や資金を受けているところの整形外科で腰痛の人が来たら一言「ベッドで寝ているんなら硬めをお薦めしますよ」なんて言うでしょうし、「どういったメーカーがいいですか?」と聞かれたら「Fベッド」と言う流れは当然だと思います。

 また、フランスベッドは医療系のベッドである介護ベッドでもパラマウントベッドとシェアを争うほど食い込んできているので介護系の方からも「硬めマットレスが良い」の口コミが憶測ですがありそうです。

 

3.新築あるいはマンション購入して引っ越ししばらくして朝ベッドから起き上がろうとしたら腰が痛くて起きられなくなった

 この編は対策編も書き込んでいるのでちょっとロングになります。  

 

 新居に引っ越して床をドンドンしても怒られなくなった子供達。

 

 料理好きなご夫婦が待ち望んでいた対面式キッチンでの食事作りと新しいダイニングテーブルとイスでの食事。

 

 リビングにうつったら電動リクライニングのソファでYouTube三昧。

 

 そして寝室にはようやく念願かなったツインベッドでの睡眠。

 

 それと引き換えにした長時間の通勤タイムは、座れないけど前から2両目、3枚目のドア戸口付近を定位置確保して会社へ向かう。

 

 などなど、生活習慣が大幅に変わって1ヶ月くらいして突然襲ってきた朝起き上がる時に起こった腰痛、会社を休んで整形外科にいくも「ぎっくり腰ですね」と言われて腰の牽引と湿布をもらうだけ。

 ベッドに横になっても楽にならずに腰が痛い!

 

 コレは新しいベッドのせいなんだ!

・・・と痛む腰で購入した家具屋に文句を言うが、「お客様が選ばれたマットレスは受注生産で返品はいたしかねます」なんてことになり、仕方なく布団を引っ張り出してきて数日たったら徐々に痛みが治まり(やはりベッドがいけないのか?)とスマホで腰痛とマットレスの関係を読みあさる。

 この話矛盾している部分は、痛くなる前までベッドで寝ていたくせに痛くなったらベッドのせいにしていること。それと一度ぎっくり腰で痛くなったら、ベッドで寝ようが、布団で寝ようが痛みはすぐには治まらないが、腰痛のご本人、ご家族は全く気がついていない。 

 

 こんなストーリーは全くぺんパパの妄想話ですが、いくつか腰痛を起こす要因があります。

 腰痛の主な引き金となるのは以下の4つ

・ストレス

・寒さ

・姿勢

・身体の左右バランス

 

 現代社会では避けられないストレス。会社や家庭の外に長時間通勤で肩が触れたときの相手の態度、マスクしてないヤツの咳、ルーチン定位置のドア戸口に誰か知らんヤツがいた、などなどストレスを増やす要因はいくらでも転がってます。

 ストレスは感じ始めると増幅されるので、物事をなんでもかんでも知識や意識として溜めない方がいいです。

 少しボーッと生きてみる方がいいでしょう。

 チコちゃんに叱られるだけで済みます。

 

 真冬の今は寒さも大敵。新型コロナが五類移行前、JR東日本はどんなに寒くても信州の普通電車のドアを強制開放して氷点下10℃の新鮮&極寒の空気を入れてくれました。

 こんな冷えた空気を3分毎に浴びせられたら、筋肉が硬直してしまい腰痛のリスクが増えます。

 足先の冷えとこわばりは腰痛に直結するので通勤時にドア付近に立つのは危険です。足裏にカイロを貼ることやズボンの下にレッグウオーマーをつけることもいいです。男性用のズボン下は大体が膝くらいからなのでその下を暖めるためにはレッグウオーマーが最適です。 

 

 姿勢は、会社でパソコンを打つ時イスの背あてに寄っかかり腰部を前にずらしてたり、食事の時の座り姿勢もやはり背中を背もたれにつけながらとっていたり、電動リクライニング時に半分寝たようなの姿勢してたりしてませんか?

 それ、全て腰の負担を増やしてます。

 

 こんな姿勢で座っていたりパソコンを打っていたりしたら将来腰痛になります。

 

 椅子に座るときはできるだけ背もたれを使わず腰掛けます。

 すると30~40分で疲れますから一度立って大きく肩をまわしたり周囲を一周歩いて身体をほぐします。これも仕事の内ですよ。

 

 食事の時に意外と楽なのが「おばあちゃん座り」、椅子の上で正座しちゃうんですね。もちろん背もたれには寄りかかりません。

 こうすると胃が圧迫から解放されるので美味しく食事を摂ることができます。正座が苦手な方にはお薦めできませんので、少なくとも背もたれを使わないで食べることが良いです。

 

 ソファでテレビを見るときは、横になるに限ります。ソファは座るより横になるためにあると思った方がいいです。

 支え手が疲れたらコマーシャル時に座ってもいいですけど、本編が始まったらまた横になりましょう。

 電動リクライニングと違うのは全く腰に負担をかけないことです。

 

 最後に身体のバランスは左右どちらかに偏った姿勢でいると簡単に崩れます。

 通勤タイム時にドアに寄っかかってわざわざバランスを崩していればそちらに片寄った姿勢になり、右足と左足の長さが変わって変な歩き方になり、身体が歪み腰痛になります。

 片方の膝が痛くなったり、五十肩で一方の肩が動かせなくなったりといったこともバランスを崩す要因です。

 

 崩れた身体のバランスは本人だけでは修復が難しいので、整形外科か整体で治してもらわなければなりませんが、先生が身体をみた瞬間に「バランス悪いね」と言ってくれるようなところでないといくら整形外科や整体に行っても治りません。

 スポーツ系を専門にやっている整形外科のドクターや整体ならヒット率は高いです。

 日頃は自身で左右バランスに気をつけます。

 起きるときにベッドの中で「フッ、フッ、フー」と息を吐きながら片足ずつかかとを伸ばす動作を最低5回繰り返します。右足と左足で10回やるだけでほぐれます。

 その後片足の膝を曲げて両手で曲げた足を抱えて息を吐きながら身体に引き寄せます。これも左右5回ずつやってからベッドから起きると腰回りが楽ですよ。

 通勤電車ではドア立ちではなくつり革に掴まりますが、腰をグラグラ自由に動くようにして立ちます。気持ち膝を曲げて足の突っ張りをなくして腰は電車の動きに任せて動くようにすれば逆に頭がずれなくなりましてバランスが上手く取れて慣れればつり革に掴まらなくなるかほんの補助程度となります。

 女性でつり革に掴まらずに立っている方のほとんどが膝突っ張り立ちで危なっかしいので是非ともグラグラ立ちを覚えましょう。

 

 日本人は睡眠時間が少なく5時間くらいしか寝ていないと言われていて、人生の1/5.5くらいしかベッドを使ってないわけですから、ベッドのせいだけでなく、通勤タイムや会社やご家庭で座っているときの要因だってかなりあるわけです。

 

4.泊まったホテルのベッドが柔らかすぎてよく眠れなかった。  

 ホテルと言ってもビジネスホテル、シティホテル、ブランドホテル、外資系ホテル様々あります。

 ブランドで名高いホテルにはオリジナルベッドでお客様に対応しているホテルもあるくらいですから宿泊客の反応も様々なのですが、トリップアドバイザーの口コミを見るとベッドのコメントも見られます。

 ソフト系のマットレスで比較的安く泊まれるアパホテルのコメントをアパホテル クラウドフィット(Cloud fit)の評判で書いたとき、ソフト系ベッドの評価は

「ソフトで気持ちいい、よく眠られる」に対して「ソフトすぎてダメ、寝にくい」

に比率は2:1で良い方に軍配が上がりました。

 しかし、他のホテルを丹念に覗いてコメントを拾ってみると「ベッドが柔らかすぎて慣れない、眠れない」コメントはそこそこ見られるのに対して「ベッドが硬すぎて腰が痛くなる」なんてコメントは見た限り1件だけでした。

 

 大体「ベッドが柔らかすぎて眠れない」というのは寝ている方の身体がソフトなベッドに慣れていないからだと思います。

 逆にぺんパパはホテルに泊まると8割の確率で「もっとベッドがソフトでないと腰が痛くなりそう」と思ってしまう訳で、硬めのベッドに慣れていないからです。温泉旅館で和室に布団で寝るようなときは、使ってない布団を3枚くらい下に敷いて寝ないと翌朝腰が痛くなって大変です。

 

 そんな客がごく少数派ならば、ホテル側はソフトなベッドで対応するよりそこそこ硬いベッドを導入する方がクレームつきにくいので、平成の後半から令和にかけては硬めのベッドのホテルが多くなってきたような気がします。

 

 もちろん有名どころはまだまだソフトなベッドで眠られますが、客室案内で「シモンズマットレスを導入」と書いてあるところは間違いなく硬めですから、ソフト系が苦手な方はサイトで確認しながらそういったホテルを予約するのも一手です。

 

 もし、万一ホテルサイドのかたがこのブログをお読みで「ウチのホテルのソフトなマットレスを紹介してくれないかなぁ」とお思いの担当者はメッセージ欄でお話お寄せくれればのります(はっきり言ってぺんパパの願望爆  笑)

 ぺんパパは自宅用のベッドのマットレスはいろいろ選んできて、多分日本国内のどのホテルよりもソフトなベッドで寝られるようにしたのでホテル担当の方が「試し寝してみたい」というのであればそれにもお応えできると思いますニコニコ

 

 そして、少なくともホテル内でソフト系とハード系のベッドが選べるようなシステムにしてほしいですね。そうすれば今までよりずっとソフトなベッドのホテルで泊まれるし、ニーズも増えると思うし、ベッド選んで泊まるんだからベッド関連のクレーム自体もなくなります。

 

 最後は願望の塊になりました照れ