【御礼】第126回「読書のすすめの落語のすすめ」会場&Zoom | 甲州さとみの温かいいのちー心整体ー

【御礼】第126回「読書のすすめの落語のすすめ」会場&Zoom

5/8(水)、第126回「読書のすすめの落語のすすめ」に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。






三遊亭神楽師匠と兄弟子の三遊亭全楽師匠の、真打ちお二人の師匠による贅沢な「読書のすすめ」の月一回の落語会、

今回は、三遊亭全楽師匠の一席から。




三遊亭全楽師匠の一席 「粗忽(そこつ)の釘」

女房から“お前さんは、落ち着けば一人前…”と言われるほどの、粗忽な(そそっかしい)亭主。

その、そそっかしい亭主が引っ越しで巻き起こす騒動。

座布団一枚の上、全楽師匠の乗りに乗った言葉・顔・動きのテンポとリズムが縦横無尽に駆けめぐりました!!

「落語」の、目で見、耳で聞き、体で感じる心地よさ、笑いが止まらない…





三遊亭神楽師匠の一席 「悋気(りんき)の火の玉」

悋気とは焼きもち。女の焼きもちの明暗をマクラでもたっぷり、

噺は、死んで火の玉となっても女の焼きもち・悋気は、ぐるぐる飛んでくる!!

女の怨念を生き写した、神楽師匠の情念の語り口!!


今回も座布団一枚の上の、いろいろな世界を、お二方の師匠に見せていただきました。

大笑いして、心をふさぐものや頭を縛りつけているものを吐き出し、師匠方の、お集まりいただいた方々の、熱と活力を吸い込んで力となる「読書のすすめの落語のすすめ」、今回もありがとうございました。




そして、奇跡のアコーディオン奏者、トリーマンの今回の曲は「とまらないHAHA 」でした 。


文字通り、伸びしろ大きく止まらないとまらないトリーマン、ありがとうございました!


私からの縦糸の読書のおすすめは、「王陽明」上下巻。陽明学の基となった王陽明の人生を描いた小説。




今の私を、力づけてくれている本です。

私事ですが、この四月にマッサージの仕事で独立開業して一ヶ月、
切に感じていることは、

自分の心と術を磨いていくこと、ご来店いただくための行動を起こすこと。

それを、これまで勉強してきた朱子学と陽明学に学びなおしています。

朱子学は、江戸時代幕府の官学として、各地の藩校で教えられた学問、自分自身を鍛練し窮めていく。

そして、幕末に維新の志士達に大きな指針を与えた陽明学は、“知行合一” 行動して行きついた知をまた行動で繰り返して正していく。

朱子学は1200年頃、陽明学は1500年頃、どちらも中国の歴史・思想の「四書」「五経」の流れの中にあります。

「四書」とは、『論語』『大学』『中庸』『孟子』。
「五経」とは『易経』『詩経』『書経』『礼記』『春秋』。

その中で、『大学』の中の一節、

【格物 致知 誠意 正心 修身 斉家 治国 平天下】

天下太平、国が治まり、家がおさまり、身が修まり、心が正しく、誠が発動、知を致す、格物(かくぶつ)、

格物の格は、「いたる」と「ただす」のどちらの意味もあります。
朱子学は“窮めていたる”と、
陽明学は“動いてただす”と。

私は今、自分の仕事で、
自分の心と術を磨き、“窮めていたる”を目指し、

そして、行動を起こし、“動いてただす”を心がけています。

ずっと以前に、「読書のすすめ」さんにすすめられて読んだ「王陽明」上下巻が、

知ったことと行うことを一つにする実践の“知行合一”となり、

行動した知をまた行動で繰り返し正していく“知行合一”となりました。

読書は力になりますね。




「読書のすすめ」

https://dokusume.shop-pro.jp/




次回の「読書のすすめの落語のすすめ」会場&Zoomは、
6月12日(水)19:30~
7月10日(水)19:30~

ぜひ、ご参加お待ちしております!

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