中学受験110番! 予習と復習、どちらに力を入れるべき? | 中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』

中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』

中学受験はもはや「子育て」ではなく「プロジェクト」。逆転合格は「起きるもの」ではなく「起こすもの」。 母でもできる、母だからこそできる、今日から取り組める、具体的な提案をしています。


偏差値・塾・志望校・受験ストレスの悩み解決から、

模試・ノート分析・タイプ分析による

我が子にあった勉強法・声かけのコツまで、

受験生母のために、母親目線から

オーダーメイドの受験アシスト術をお伝えする

中学受験110番!

  * * * * * * * * * *  *

こんにちは。

中学受験 

お母さんのためのパーソナルコーチ

上原うた子です。



「予習と復習、どちらに力を入れるべきか?」

という命題、

いろいろ好みやタイプもあるかと思いますが、

「成績に不安がある」

「中学受験生」が

「家庭学習」する場合は、

断然、

復習に力を入れることをお勧めします!




「でも、塾には、

予習型の所と、復習型の所があるけれど?」

・・・確かに、塾には両方のタイプがあります。


まあ、それぞれの塾に、

それぞれの考え方や方針がありますから、

その点に関しては、コメントいたしません。

あくまで、家庭学習についての話です。




理由は3つあります。


1.予習する学習内容のレベルが高すぎるから

中学受験の塾でやる学習内容は、

もはや「先取り」というレベルではありません。

少なくとも、

今の公立小学校の授業レベルからいえば、

感覚的には、

小学生が、中学の授業の予習をするイメージ

ではないでしょうか。


小学校の授業の予習で、

音読・漢字調べをしていくのとは ワケが違い、

簡単にできない場合が多くあります。

そのため、次に挙げる理由が

さらに大きく影響します。




2.かける時間に対して、メリットが小さすぎるから

そもそも、成績に不安があるという場合、

今まで学んだことが

ちゃんと入っていないわけですよね?

その状態で、

さらに進んだ内容を自力でやろうとしても、

「道具」が足りなかったり、

「落とし穴」があったり で、

なかなか進みません。

まず、効率が悪すぎます。


それどころか、下手をすると、

  チンプンカンプンだし、

まったく解けないし で、

勉強が嫌になってしまいます。


その時間があるなら、

今まで学んだ部分を
   しっかり覚え、

 しっかり定着させることの方が、

 よっぽど緊急重要課題です。




3.「初見」で聞くこと・解くことにも

意味があるから

とにかく「実戦的」だということです。

  毎回の授業を

  「テスト」「本番」の練習だと考えるのです。

  限られた時間内での、

  理解の仕方、

  今までに蓄えた知識の

引き出し方、

  どれを当てはめるかの判断の仕方・・・


  「初見」で取り組むことによって、

まず「瞬発力」が鍛えられます。

また、今の段階での

  「習熟度」や「応用力」がわかります。


  こうして、意識の持ち方によって、

何が足りないのか、何をするべきか、が

はっきりしてきます。



ざっといって、以上のような理由から、

復習に力を入れることをお勧めしています。

(特に成績に不安がある場合)



      

・・・でも、

わからない問題を、

ああでもない、こうでもない、と

頭に汗をかいて、

自分で考え抜くことが大事なんじゃないの?

という意見があると思います。



そうですよね、

特に これからは、そういった

「問題解決能力」や「課題発見能力」が

求められてきますからね。

また実際に、じっくり考えることを

非常に重要視する中学校もあります。


そのあたりのバランスのとり方について、

次回、お話ししましょう。