お子さんのテキスト 見たことありますか? | 中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』

中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』

中学受験はもはや「子育て」ではなく「プロジェクト」。逆転合格は「起きるもの」ではなく「起こすもの」。 母でもできる、母だからこそできる、今日から取り組める、具体的な提案をしています。


こんにちは。

中学受験成功プロデューサー

上原うた子です。

   *  *  *  *  * * * * * *

突然ですが、

お子さんが勉強しているテキストを

見たことがありますか?

「ある」という方は、

どんな目的で、テキストを見ましたか?



・・・もし、

「どうして勉強しないのだろう?」

「なぜ勉強しているのに伸びないのだろう?」

などなど、

「うまくいっていない状態」が

気になっているなら、

いっぺん、テキストを見てみましょう!


でも、今回の目的は、

できないところをチェックするためでも、

お子さんに教えるためでもありません。

「今、何を勉強しているんだろう?」

「それって、どんな内容なんだろう?」

そんな目線で、

ながめてみてほしいのです!



いや~、塾のテキストは

本当によくできていますよ!

子どもの頃、

真面目に勉強していなかった私は、

お恥ずかしながら、

子どもの塾のテキストを見て、

初めて、

『月の満ち欠け』の原理を

ちゃんと理解した気がしたのです。


三日月の絵って、だいたい左向きだけど、

それはこういうわけだったのか!

眠い目をこすりながら、早起きしてみたら、

早朝に見える月は、確かに右向きだし!
(これは「三日月」とは呼びませんが)

あぁ、だから、

三日月は夕方、西の方にしか

出てこないんだ!

(意味がわからない方は、

お子さんに教えてもらいましょう~!)

ってことは、

三日月が右向きのこの絵って、

オカシくない !? などなど。.
(絵本は例外です・・・)

ホントに、あの時の感動は強烈でした。

月の満ち欠け




・・・また話がずれてしまいましたが、

要は、

「今、何を勉強しているんだろう?」

「それって、どんな内容なんだろう?」

と思いながらテキストを見ることで、

子どもと「同じ目線」

になってみてほしいのです!



子どもと「同じ目線」が なぜ必要か?


・・・実は

「うまくいってない状態」が

気になっている時は、だいたい

「上から目線」

になっているんですね。

監督か、指導者か、批評家のような。

それって、子どもにとっては

二重三重に辛いんですよ。

だって、お母さんが不安だったら、

受験生本人のお子さんは

もっと大きな不安を感じているはずですから。

その上に、

お母さんに追い立てられるプレッシャー。



・・・子どもは優しいですよ。

親に

「なんでこんな点数かなぁ?」なんて

言われても(思われているとわかっても)、

「だったらお母さん、代わりにやってみなよ!」

なんてことは、絶対言いません。

というか、心の中で、

そう思えている子は、まだ救われます。

でも、そんなことを思いつかない子は、

「自分って、ダメなんだ・・・」と

自己効力感・自己肯定感が

下がっていってしまいます。


そうでなくても、

事情も気持ちもわかろうとしないで、

ただただ上から言われても、

聴く気になりませんよね。



ですから、まずは、

お子さんと「同じ目線」で見て、

お子さんに「寄り添って」あげてください。


もし、テキストの内容を見て、

「こんな簡単なのになんでできないの!?

と余計にイライラしそうな方は、

昔、好きな人ができた時のことを

思い出して下さい!

「今、何やってるんだろう?」って

ただ純粋に、知りたいと思いましたよね?

サッカーやってるっていえば、

サッカーのルールをかじったり、

スター選手の名前を覚えたり、

一緒に盛り上がれるように

「勉強」しませんでしたか?

たとえ、あなたの方が詳しくても、

「上から目線」にはなりませんでしたよね?

それと同じです。



孤独に一人で頑張っているお子さんに、

ますは純粋に寄り添って
「共感する」


お子さんとバトルしないで、

「味方になる」つもりで、

「応援する」つもりで、

テキストを開いてみてください。


「頑張ってるね」と言ってあげるのも、

もちろん大切ですが、

「一緒に体感する」

その威力はとても大きいです。

私の例のように、感動を分ち合ったり、

日常生活でも話題になります。

気がつかないうちに、

復習させてあげることもできます。

(くれぐれも、ガンガンなさらないように。

逆に追い詰めることになり、

嫌がられますので、ご注意を。)


内容がわからないなら、素直に、

「こんな難しいことやってるんだ!」

と驚いてあげましょう!

時には説明してもらうのも、いいですよね。

そうすれば自然に、

お子さんのことを「すごい!」と思うようになり、

簡単に「上から目線」になりません。



お母さんがわかってくれていると思えれば、

エネルギーも湧いてきます。

心の扉も全開になります。

そこで初めて、

アドバイスをしたり、

一緒に相談し始めても、

決して遅くはありませんからヽ(´▽`)/