JR九州の代表的な近郊型電車でもあります817系電車は、現在直方車両センター・熊本車両センター・鹿児島車両センター、そして佐世保車両センターに所属しておりまして、各車両センター各地の路線によりまして運行されている事はご覧の皆様もご存知ではないかと思います。
817系電車は、JR九州を代表する近郊形電車として先述のように九州内4箇所に所属しておりまして、これら電車自体はワンマン運転も可能な2両固定編成となっておりまして、特に運行区間もローカル線を中心とした所で運行されております。
そんなこの817系電車も、令和4年9月改正によりまして大きな変化が見られておりまして、佐世保車両センター・熊本車両センターを中心に多くの編成が鹿児島車両センターに集められておりまして、これによりまして鹿児島車両センターの勢力も31編成62両にまで増えておりまして、結果415系電車を全車運用離脱に至らせておりますし、宮崎地区で運行されております713系電車の運用も大きく減らす形になっております。
(Vk513編成)~前熊本車両センターVT513(←013)編成
(Vk1505編成)~前熊本車両センターVT1505(←105)編成
(詳しくは・・・)~尚、掲載後500・1500番台化された車両が増えております
さて、佐世保車両センターに関しましても、令和4年9月改正前の時点では11編成22両が所属しておりまして、長崎線・佐世保線を中心とした路線で運行されておりました。しかし、西九州新幹線の武雄温泉~長崎間の開業によりまして、長崎線肥前浜駅以南が非電化となった事もありまして4編成8両が鹿児島車両センターに転属、さらに令和7年の改正で1編成が熊本車両センターに転属しておりまして、現在はこれからご紹介しますように6編成12両にまで編成両数も減らしております。
ここまで現状をご紹介しましたが、現在は3月の改正を機に全車ロングシート化されておりまして、全ての編成で500番台化されております。今回は、その全6編成に関しまして、皆様にご紹介してまいります。尚、一部500番台化されていない編成も掲載します事をご容赦いただきたいと思います。
佐世保車両センターの817系電車全7編成は、全て平成13年に製造されました817系電車では最初に導入されたグループの編成でありまして、導入時は全て0番台でもありました。
これら編成は、新製導入時は旧南福岡電車区(現・南福岡車両区)でありまして、長崎線・佐世保線で運行されておりました813系電車の置き換えのために導入されたものでありまして、12編成24両が導入されておりました。
平成17年、所属先が旧南福岡電車区から長崎運輸センター(当時)に転属、所属表記も「北ミフ」から「崎サキ」に変更されておりましたが、平成26年に長崎車両センターの閉所に伴いまして、新たに早岐駅に設けられました佐世保車両センターに転属しておりました。
そして、先述のように令和4年9月改正におきまして、所属しておりました4編成8両が鹿児島車両センターに転属、現在は鹿児島線川内~鹿児島中央・鹿児島間、日豊線延岡~宮崎~鹿児島・鹿児島中央間、宮崎空港線南宮崎・田吉~宮崎空港間で使用されております。尚、この転属した編成の中には佐世保所属時にロングシート改造を受けた500番台の編成も2編成ありましたが、以下画像のようにいずれも鹿児島車両センターに移っております。
(Vk523編成)~前VN523(←023)編成
(Vk529編成)~前VN529(←029)編成
(ロングシート改造の姿)~VN523編成時
(他は、Vk525(←025)編成(佐世保所属時はVN025編成)・Vk527(←027)編成(佐世保所属時はVN027編成)です)~鹿児島所属時の画像はありませんので、文章のみ紹介します
また、令和7年3月改正時には、豊肥線の輸送力強化のため、以下画像のVN020編成が熊本車両センターに転属しておりまして、豊肥線の熊本~肥後大津間、鹿児島線の博多・鳥栖~大牟田~熊本~八代間で運行されておりまして、この編成は現在はロングシート化されておりまして、現在はVT520編成に改まっております。
(VN020編成時代)~現在は非電化の肥前大浦駅で撮影
令和4年9月改正以降の佐世保車両センター所属の817系電車運行区間であります。先述のように、長崎線の肥前浜駅以南が非電化されたため、運行区間も肥前浜駅までではありますし、運用も6運用(1編成で2運用運行する運用あり)まで減りましたが、それでも赤「CT」からわかりますように、基本は長崎線・佐世保線である事には変わりありませんが、運用によりましてかつての所属先でもあります南福岡車両区に入る運用もありまして、この運用では鹿児島線の博多~鳥栖~大牟田間を熊本車両センターの車両と連結する運用も存在しております。
長崎線 鳥栖~佐賀~江北~肥前浜
佐世保線 肥前山口~武雄温泉~早岐~佐世保
鹿児島線 博多~南福岡~鳥栖~久留米~大牟田
(併結する場合もある熊本車両センターの編成との並び)
長崎線・佐世保線を運行する証である赤「CT」
(江北発博多行き)~現在は4822M→2186M、この後鳥栖駅で熊本車両センターの編成と併結する事になります
また、佐世保車両センター所属車の最高編成両数は4両編成であります。先述のように熊本車両センターの編成と連結する運用(2186M(鳥栖→博多間)・2323M(博多→大牟田間)・330M(大牟田→鳥栖間))がありますが、佐世保車両センター単独でも鳥栖→江北間(2877M)で4両編成での運用が存在しております。
(撮影当時は別の列車番号でした)
ちなみに、かつては6両編成での運用も鳥栖→肥前山口(旧称)間で存在しておりまして、朝の肥前山口駅分割列車で存在しておりました。尚、このような6両編成の姿は以前は鹿児島地区でも見られておりましたが、現在は見られなくなっておりますし、さらに以前はさらに813系電車とも併結したりしておりまして、異系列の併結列車も見られておりました。
(平成26年撮影)~その下の画像が現在は熊本車両センターに所属しますVN(→VT)021編成先頭
(813系電車との併結運用時)~平成22年撮影
ここまで佐世保車両センター編成の解説をご紹介しましたが、ここからは所属車両全編成であります。ご紹介しておりますように、現在は6編成12両が所属しておりますが、3月改正を機に全車がロングシート化されておりますし、1編成ではフルカラー行先の編成も見られております。
(VN522(←022)編成)~VN022編成時
(VN524(←024)編成)~VN024編成時
(VN526(←026)編成)~VN026編成時
(VN528(←028)編成)~フルカラー行先化されています、その下の画像はVN028編成時
(VN530(←030)編成)~その下の画像はVN030編成時
(VN531(←031)編成)~フルカラー行先化されています、その下の画像はVN031編成時
さて、先述のように、行先部分がフルカラーに変化した編成が2編成あります。まずはこれまでの姿でありますが、導入当初からLED行先となっているものの、フロントの行先部分・路線は橙で表示されているのに対しまして、種別は橙・緑・赤の3色カラーによるものとなっておりますし、側面に関しましてはアルファベットも緑で表示されております。
(前面中央)
(側面)
(前面全体)~右側に路線も表示
(「普 通」と表示される場合)
そして、こちらは行先がカラーで表示される場合であります。行先部分は最近よく見られます白色で表示されておりまして、フロントに関しましてはアルファベットの表示も見られるようになっておりまして、上の画像のようにこれまで見られなかったものも見られております。
(行先部分アップ)
一方、側面は種別表示がフルカラーとなっておりまして、ワンマンの場合はこれまでと同様緑での表示となっております。尚、普通は白で表示されておりまして、これは811系電車のリニューアル車に準じた形となっております。それにしても「ワン マン」と表示が一定されていないのが気になる部分でもあります・・・。
尚、フロントに関しましては種別・路線表示はこれまでとは変わっておりません。実際見ましても変化がない事がお分かりいただけるのではないかと思います。
(VN031編成時代)
(フロント部分)~種別・路線表示はそのままです
そして、ご紹介しておりますように、全6編成ともロングシート化が完了しております。この施行は、これまで小倉総合車両センター入場時に順次行われておりましたが、佐世保車両センターでロングシート化が行われている編成も見られております。したがって、全6編成とも500番台化も完了に至っておりまして、佐世保車両センターからは0番台の編成も姿を消しております。それにしても、画像のように向きを変えるだけでいい訳ではありますが、それでも転換クロスシートが見られなくなった事は残念ではありましょうか。
(早岐方、クハ816形)
(鳥栖方、クモハ817形)
今回は、佐世保車両センター所属の817系電車全6編成に関しましてご紹介しましたが、令和4年9月改正前時点で11編成もいたのが、今や6編成に減ってしまった事に関しましては正直仕方がない所ではあります。それでも、運行されている姿は区間が短くなりましても、電化区間では必要な存在には変わりがない事には間違いあありません。それにしても、いつの間にか全6編成でロングシート化が完了していた事に関しましては驚きではありましたが、それだけ佐賀地区で特にみられます混雑時の対応には特化しているといってもいいでしょうか。これからも、長崎線・佐世保線の電化区間で引き続きの活躍を期待したい所であります。








































