皆さんは発達障害の特性で何かミスをしたことありますか? 

 

こうした質問を発達障害がある方に聞くと、 

 

『○○のミスをして落ち込んだ・・・』 

 

『○○のミスが尾を引いて、大きなトラブルになった』 

 

などの答えが返ってくるのではないでしょうか。 

 

私もそうで、仕事もプライベートも、コミュニケーションの場でも、ありとあらゆる場所で何回も発達障害関係で、失敗を犯してきました。 

 

その特性で、仕事でも、プライベートでも大きなミスを連発して、自己否定を繰り返して、自己嫌悪に陥った過去もありました。

 

発達障害だから仕方がないと言ってしまえば、それまでなのですが、それが何度でも続いてしまうと、仕事場では会社の社内に居場所がなくなり、プライベートでは友人がいなくなることに繋がりかねません。

 

なんでこんなにダメなんだろう?

 

と考える事もあったのではないでしょうか。

 

だからこそ今回は、前回のブログ(私が犯した仕事の大きなミス3選)に引き続きまして、今回は私が犯したプライベート、コミュニケーションで犯したミス3選を紹介します。 

 

 

自己中心的なKY 

 

私をはじめとした発達障害の方は

 

空気が読めない 

 

方が多くいます。 

 

特にASDの方は、特性状(シングルフォーカス特性)仕方がないと言えますが、社会上では必須とまではいきませんが、ある程度このスキルは必要になってきます。

 

しかしASDの方は顕著に、このスキルを持っていない方が多くいます。

 

両刀使い(ASD、ADHD)の私も、上記にもれません。 

 

しかも私は25歳になるまで、自分が発達障害であることに気づいていませんでした。 

 

そのため友人と話すときにはADHDとASDの特性の影響で、空気を読まず、好き放題話し、自分が話したい内容が終われば満足して会話を切るなんて事をしばしばやっていました。 

 

また相手の会話の最中でも、内容に間違いがある時や、考えや主張が違う場合は、相手の会話を途中で切ってでも、こちらの主張を話し始めて相手の意見を全く聞こうともしていませんでした。

 

特に自分の趣味の話なんかは、自分のエンジンが壊れているのではないかと言わんばかりに話をし続けて、相手から引かれたこともあります。 

 

その影響で、周囲から浮いてしまい、20代の頃はあだ名がKYになるほど、コミュニケーションにおいてひどい失敗をし続けていました。 

 

実際今考えてみると、なんて自己中心的で、相手のことを何も考えていない人間だったんだと反省の念が堪えません。 

 

今だからこそ思いますが、どうして自己分析をもっとしていなかったのか?、なぜ発達障害と疑わなかったのか?、相手の事をなぜ観察できていなかったのか?、反省点は山積みにあったのではないかと感じて仕方ありません。

 

 

時間を守らなくて、遅刻ばかりの友人関係。 

 

発達障害の方は、

 

スケジュール管理(タスク管理)

 

が苦手な方が多いです。 

 

これはASDであれば、シングルフォーカス特性の影響で、多面的に時間を見ることができず、またADHDの場合は衝動性や多動性の影で、時間管理の概念が薄いため、スケジュ ール管理が苦手ではないかと考えられています。 

 

もちろん両方を持っている私も、他の方にもれず、今でも大の苦手です。 

 

今でも仕事関係であればスケジュール管理はある程度できているので、漏れなく遅刻や、予定を忘れる事はあまりないのですが、プライベートになるとたまにやらかすことがあります。 

 

その中でも特にやらかしたのが、20代前半の初恋相手の女友達と、2人で遊びに行く予定を立てた時です。

 

もちろん初めてのデートでもあったので、気合を入れて1週間前からスケジュールを立てて準備をしていたのですが、その前日、前々日に友人と遊んで、すっかりデートのことを忘れてしまい、その当日に待ち合わせ場所に行かず、予定を丸々すっぽかしてしまいました。 

 

もちろん彼女は怒っていたので、私も謝り続けてはみたのですが、最終的には連絡がつかず、私の初恋はそこであえなく終了しています。

 

当時片思いしていた人にこうした別れを切り出させてしまったと、今でも反省する点が多く、時間管理やタスク管理がちゃんとできていれば、もしかしたらその彼女と付き合えていたのかもしれないと、今でも後悔しかありません。

 

 

物が無くなる、片付けられていない魔法の部屋 

 

発達障害の方、ADHDの方は

 

特性(多動性、衝動性)

 

の影響で、自宅の部屋を片付けきれず、ASDを持っている方は、

 

物へのとんでもない愛着

 

が出てしまい、 物を捨てられられない方もいらっしゃいます。

 

これは上記で上げたスケジュール管理と近く、マルチタスクになってしまうため、どうしても部屋を片付けきれないと感じている方は少なくないのではないでしょうか?

 

私もそうで、20代前半までは部屋の片づけを良くて一カ月に一回、ひどければ半年に一回ぐらいのペースでしか部屋の片付けができていない時もありました。 

 

そのため、自宅で物をなくすことがしばしばあり、簡単なものであれば、ペンや小物が無くなったりすることは日常茶飯事で、物が無くなる物を前提に部屋の物を管理していた記憶さえあります。 

 

ただ簡単な安いものであれば、代替えしても特に問題ないのかも知れませんが、私は携帯や、 鍵、会社の資料なども自宅で紛失してしまう時もあって、その時は1日中物探しに時間を取られる事もありました。 

 

その中でも特にひどかったものが、パスポートの紛失です。 

 

私は学生時代、海外旅行に行くことが趣味で、時間とお金さえ合えば、海外旅行をして楽しむのが趣味でした。

 

ただ22歳の夏のある海外に行くと決めた日の朝、いつも通り準備をしているとパスポートがないことに気づき、家を探し回りました。

 

ただどこを探しても見つかりません。 

 

それも上記で上げたスケジュール管理が苦手な私は、時間ギリギリに空港に行くように時間設定していたため、とにかく焦って探しますが、見つかりません。 

 

そうこうするうちに時間が来てしまい、フライトに間に合わず、焦ってしまっていたため事前にキャンセルしていなかったため、その当時予約していたホテル、往復のエアチケットすべてが水の泡で、残ったのは、支払った領収書だけです。

 

学生とはいえ、海外旅行に行くだけでも、ある程度の金額が必要ですし、その時は普段より、いいホテルを予約していたこともあって、本当の意味でお金をどぶに捨てる結果になってしまいました。 

 

しかもその後自宅掃除をしていた時に、別の所に置いており、簡単にパスポートが見つかって、2度後悔する羽目にもなっています。

 

なぜ決めた場所に置いていなかったのか?、なぜ前日確認していなかったのか?、反省する点が多々あるので、今でも後悔と反省材料として自分の心に残っています。

 

 

最後に 

 

前回、今回と自分の失敗談を皆さんにお伝えした来ましたが、皆さんももしかすると同様の失敗をされ経験があるかもしれません。 

 

なぜこんな失敗が起こるのか? 

 

悩むこともあったと思います。 

 

ただこうした失敗は、発達障害に起因するもと原因がはっきりしているので、自分の特徴さえ把握していれば案外防げるところも多々あります。 

 

もちろんそうした心配をしていたとしても、失敗はします。 

 

ただ心持一つで、未然に防ぐ失敗もあります。 

 

発達障害だからと変に割り切らず、発達障害だけど直せるかもしれないと自分を見つめなおすことが一番大切な作業ですから、皆さんも一度なぜこの失敗が出たか考えてみてください!