今回は、前回、前々回に引き続きまして、
『どうせ自分のことが好きになれない・・・』
『仕事でミスばかり、どうして私ってこうなんだろう・・・』
『どうせこんな私だし、周りが好きになってもらえない・・・』
と考えている自己否定的で自己肯定感が低い方に、私がどうして自分大好きな自己肯定感が持てるように自分のマインドセットを変えていけたか、具体的な方法を、仕事、コミュニケーション、プライベートに分けて区切って記載してきましたが、
今回は最後の
プライベート編
です。
過去ブログでは、なぜ私が自己肯定感を持てるように変わって来れたか、実際に自己肯定感を上げるために行っている行動を、仕事編、コミュニケーション編に分けて記載していますので今回のブログが面白いと感じましたらぜひ見ていってください!
これを読んでくださっている皆さんは、自分を変えたいと思って読んでくださっていると思います。
そうした方にまず一番理解してほしいのですが、
人はそんなに他人を認識していません。
どんな方でも、身内にしろ、親しい友人にしろ何かしら人が自分以外の人と人付き合いをする際には、必ずその人と付き合う事でメリット(興味、肝心)があると感じなければ動かないと考えています。
もちろん『マザーテレサ』や『イエス・キリスト』のように博愛精神をもって、全くのあかの他人でも愛せる人もまれにいますが、そうした方も自分が他人を助けることで得られる承認欲求が埋まるためにそうした行動をしています。
そうでない方は基本的に自分と関係がない方に対して、メリットを感じないため認識すらしていません。(ちなみに嫌いや苦手といった感情は認識の上にあるもので、多少なりとも、こちらにメリット(興味、関心)がなければそうした感情は生まれてきません。)
ただ自己肯定感の低い人は基本的に完璧主義の方が多く、人付き合いでも、仕事でも、すべての方から認められないと自己批判をしがちになっています。
完璧にこなすことなんて、
パーフェクトな人間(映画やアニメに出るような超人)でなければありえません。
人間だれしもいろんな側面を持っていて、見る角度によって、あなたが完璧に見えている人でもマイナス点は出てきます。
複数の側面から見れるようになってくると、自分の心の視野も広がってくると思いますので、まずそうした考えにもっていってみましょう!
ここまで自己肯定感を上げるために必要なマインドを伝えてきましたが、正直こうした考えにすぐに変わる事ができる人は少ないと考えています。
まあ簡単に変われていれば、私のブログを読むこともないですし、実際に自己肯定感で悩むこともあまり無いでしょう。
自己肯定感は個々の考え方ひとつで、改善は必ずしていきます
だからこそどんな時でも意識は必要であり、それはどんな場合でも変わりません。
ただプライベートの場合は休むという観点において、自己肯定感が上下しやすく他のどんな場面より重要度が高いのではないでしょうか。
なので今回は私がどうした意識で、自己肯定感を上げながら、プライベート過ごしているか具体的な例を挙げてご紹介いたします。
『なんで俺はこんなこともできないのだろう・・・』
『計画は立てるけど、スケジュール通り家事もできていない。』
『気づいたら夕方になっていた・・』
と感じたことはありませんか?
私もそうだったのですが、自己肯定感の低い方であれば一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
上記でも触れていますが、自己肯定感が低い方は、
完璧主義
な方が多く、仕事でも、プライベートでもとにかく細部までこだわってしまって、一つの事に時間を取られがちになります。
また特に発達障害の方は特性上(ADHD,ASD共に)、コミュニケーションがあまり上手ではないことも相まって、ストレスというものに対してとにかく鈍感です。
この結果、休み中無駄に時間を過ごして憂鬱になって自己否定をされる方もいます。
こうしてみていくと皆さんも見えてきたと思いますが、 自己肯定感の低い方は
休日の使い方が下手
な方が多く、そのため仕事やコミュニケーションのストレスを発散できずに、心身の疲れからネガティブな感情に支配されて、自己否定する方も少なくありません。
逆に休日の使い方が上手い方は、ストレスを適度なタイミングで発散出来て、ネガティブな感情に支配されることもなくポジティブな感情で自己肯定に繋がっています。
実際に私は休日の見直しから、自己肯定感が変わってきたと感じています。
休日革命
これこそ私は自己肯定感につながる一歩だと考えます。
そうはいっても実際に、どうしたらいいか、どう行動していいか、わからない方もいると思います。
ですので今回は私が実際に、カウンセラー、臨床心理士、コンサルなどのたくさんの方にお話をお伺いして、また実際に体験して使えると感じて、現在も実践しているポイント3つを紹介します。
まず1点目ですが、
好きなこと、やりたい事以外ないも手に付けない日を作る
です。
皆さんは休日に働いていませんか?
仕事は休みだと言っても、家事など、つい自分が嫌いな作業を仕事終わりなどでやる気が起きず、休日までためてしまって、一気に行っていませんか?
発達障害の方、特にADHDの方は、苦手な事を後回しにする傾向があります。
またASDの方は真面目な方が多く、休日に仕事をしてしまう方もいらっしゃいます。
こうした行動によって、休日でもストレスが溜まってしまい、本来リラックス出来て、ストレス発散するためにある日が、ストレスフルな一日に変化してしまっています。
ただでさえ見えずらいストレスに対して、発達障害は自分の気持ちを把握することが苦手なため、気づかずに無理をしてしまっています。
この無理がたたってしまって、心身共に壊れてしまった方も事実いらっしゃいます。
そうした二次障害から自分を守るために、嫌なこと、苦手なことを全くしない日を作ってストレスの逃げ場を私は作っています。
こうした日を作る前に私は、
『仕事に行く日にしわ寄せが行くから、余計ストレスがたまるのではないか』
と考えていたのですが、実際に動いてみると完全にリラックスできる日が出来るため、好きな事を一日追い込むことが出来てプラスに捉える事が出来ました。
また一日完全にフリーにすることで、外出できる余裕が出来て、他者とのつながりが、以前より築きやすくなったおかげもあって、他者肯定を受ける日も増えています。
今では必ず月初めに何もしない日を決めて、毎週一日は完璧な休養が取れるよう、準備しています。
頻度は人それぞれで問題ありません。(月に一日でいいという方から、私のように週に必ず一日必要と感じる方もいます。)
一日無駄にしていると感じるかもしれませんが、『好きなことをする』、これは無駄なことではありません。
ぜひ試してみてください!
2点目は
年に1度は必ず、長期連休以外で4日以上の連休を取る
です。
人間は自分の疲労度合いを自分で判断することが苦手です。
特に現代人はストレスフルな毎日が当たり前になっているため、自分の心身がどれほど疲れているか把握していません。
これは休んでいる時の気づきでもそうです。
現代人は休み中に、心身がどれだけ休んで欲しいか自分自身では気づくことが出来ていません。
そのためストレスや疲労を過度にため込んでしまい、気づかないうちに二時障害(うつ病など)を引き起こしてしまいます。
上記でも触れていますが、発達障害は特にこうした傾向が強く、私の周りで二次障害を起こしてうつ病などを発症した方は、基本的にこの流れで発症しています。
そのため私は長期連休を置いて、心身共に充電できるような環境づくりを行っています。
人間がストレスや疲労が0になって回復しきった時に、暇だと感じていると私は考えています。
それまで寝るにしろ、ぼーっとするにしろ暇だと感じていないのであれば、心身共に回復している最中です。
PCであれ携帯であれ充電は満タンでなくても動きます。
ただなくなれば急に電源が落ちて、仕事もできません。
人間もそうです。
いや人間は疲労度にという名の充電が切れてくると、作業効率は格段に落ちてきます。
だからこそ、必ず休みは必要なのだと思います。
ただ私はそれが1日、2日程度で回復しません。
私は大体4日以上で、暇だと感じています。
回復するために必要な休みの長さは人それぞれだと思います。
充電することで、体と心の安定を取り戻すことで自己否定も減ってきます。
ぜひ試してみてください!
最後3点目ですが、
プライベートモード、仕事モード、などの切り替え出来るスイッチを作る
です。
皆さんも感じたことがあるかもしれませんが、人は仕事が終わってプライベートの時も惰性で、仕事のことを考えていたり、人付き合いのことを考えています。
これ自体は否定しませんし、逆にプライベートでも自己成長につなげている方だと尊敬できます。
ただそれが行き過ぎてしまって、休み切れていないのも事実です。
私もそうでした。
ただオフィシャルな仕事の時間は、私自身はプライベートに持ってくる必要性はないと考えています。
どんなに自己成長のために、自分を壊して元も子もありません。
そのため私はどんな行動(仕事や家事など)の終わりには、必ずスイッチを完全に切るようにしています。(私の場合、仕事のスイッチを切った後は基本的にお客様からの連絡も取りませんし、作業を行う事もありません。)
ただ切り替えるためのスイッチ(行動)が何もなければ、簡単に切り替える事はできません。
そのため私は必ず、この行動をした場合に気持ちが切り替えられるようにと、スイッチ(行動)をどんなシチュエーションでも持っています。
具体的には仕事モードからプライベートモードにスイッチを切り替える際には、前回記載した褒めノートを記載することでスイッチを切替える起点にしており、逆に仕事モードに切り替える場合はには、野菜ジュースを飲む事が自分のスイッチの切替を行う起点の行動としています。
切り替るための習慣を作っておけば、頭のスイッチが入りやすくなります。
切替えるための行動はなんでも大丈夫です。(以前カウンセリングした方は、お風呂に入る事や、会社の PC の電 源を切るときなどがスイッチの切り替え場所にされていました。)
切替の起点を作ることで、頭のリフレッシュが出来て、また仕事の句読点も打ちやすくなるため、仕事のスケジュール、タスク管理も向上しています。
小さなことですが、すごく役に立ってきますの、ぜひ行動してみてください!
ここまで私自身の経験をもとに自己肯定感を上げる方法を、四つのブログに分けて紹介してきましたが、この行動を習慣したからと言って、すぐに自己肯定感は上がりません。
私もまだもっといい方法がないか模索しています。
ただ自己肯定感を上げるために行動しているからこそ言えますが、比較癖があって他者本位な自己否定ばかりの人生と、自分自身と比べて自己成長を感じる自己本位の自己肯定感で高い人生では、楽しみ方の幅は大分変わってきます。
人生は1度きりで、あなたの人生はだれのものでもなくあなたの物です。
行動することは面倒ですし、つらいことだと思いますが、変化は人間を豊かにして、あなたの周囲の環境すら見え方ひとつで変えてしまうことだってあります。
どうせ歩む人生楽しく生きようじゃないですか。
楽しい人生のためにも、自己肯定感を上げる訓練を小さいことからでも、ぜひ初めて見てく ださい!