『仕事でミスばかりしてしまって、私ってなにも向いてないのか・・・』
『発達障害は天才病と言われているけど、何が自分に向いているか解らない』
『私の長所は何か解らない・・・』
上記のようなことを考えたことがありませんか?
自分の長所を知って、仕事に生かしたいと、皆さん一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
実際に私も何が得意分野で、どういった仕事をしたらいいか何度もネットで調べた経験があります。
こうした悩みを抱えている人は多く、今では解決するために転職サイトのアプリや自己啓発本などが出てきて、企業内でも社員に自己分析を促す会社も多々出てきています。
その結果今では自己分析は、昔よりも仕事やプライベートでなどで人生の大きな決断する大切なファクターになっています。
ここまで大事な自己分析ですが、発達障害の方は自己分析が苦手な方も多くいます。
そんな方に営業成績が最下位だった私が、Ⅴ字回復して全国でも指折りにまで成績が上がった私がおすすめする2つのポイントをご紹介します。
皆さんは何故、発達障害が自己分析が苦手かご存じですか?
これはいたって簡単で、
自己分析はいろいろな経験を紐づけして、自分の強みや得意分野を見出していくものですが、発達障害はそうした経験を断片的に考えてしまうため、その結果、経験を複合的に考える事が出来ず、経験を表面上で捉えてしまう事が原因です。
発達障害、特にASDの特性(シングルフォーカス特性)で物事を複合的に考える事が苦手な方が多く、物事を一つ一つ区切って考えてしまう傾向があります。
その結果、経験からくる自分の強みをなかなか見出すことが出来ず、明後日の方向に自己分析をしてしまい結果が出ない事が多くあります。
また発達障害の方は世間一般の普通に強いこだわりを持つ方もいて、そうした方は『大手企業しかだめだ』などの強迫観念で、高い目標を立てすぎてしまい、自分がさも今から完璧に結果が出るものだと勘違いしてしまい、自己評価を高く設定しすぎた過度な希望的観測で自己分析が出来てしまいます。
こうした自己分析は、周囲が考えている他社目線での評価と異なってきてしまい、ただの一人よがりな自己分析になって、その結果自分に合わない仕事を選んで、早期退社に繋がってきてしまいます。
実際に私も当初こうした自己分析をしてしまい、新卒採用された会社を3か月で辞めた経験もあり、またそうした経験を持たれている発達障害の友人も多くいます。
ここまで発達障害がなぜ自己分析が苦手か触れてきましたが、これは氷山の一角で調べれば調べるほど発達障害は苦手な理由は紐づけ出来てきます。
ここまで触れてくると、
発達障害は自己分析できないのかと考える方もいるのではないでしょうか?
私自身皆さんと同じ考えで、ここまでいろいろ経験をしてきたからこそ言えることですが、
自分だけでの完璧な自己分析は正直出来ない
と考えています。
自己分析もそうですが、人間の評価は他者評価と自己評価の2つあります。
ただ自己評価の場合、メンタリストDaigoさんが『しくじり先生』に出演された際に言われていましたが、発達障害だけでなく、健常者、も人間であればどうしても自分に対して過度の期待をかけてしまい自分の正当な評価はだれも出来ません。
しかし他者評価の場合、評価をする人間が一人ではない事で、情報の整合性を多数の考えからすり合わせをする事が出来、また身内や親しい友人以外の第三者の場合、期待や希望などの上方修正があまりないことで正当な評価を下すことも可能になってきます。
そうした結果、自己評価よりも他者評価の方が自己分析をする際の評価の価値は高く、実際に自己分析をしっかりとしている経営者などもそうした評価の結果をもらうためにビジネスコンサルを受講している方もいらっしゃいます。
ではここまできて考えた方もいるかと思いますが、ではコミュニケーションが苦手な発達障害は他者評価を得るためのコミュニティが出来る
まで自己分析が出来ないかと考える方もいると思います。
私自身正直その答えを全く否定できません。
ただ私自身ここまで経験して感じることですが、
正当な自己分析が果たして必要なのでしょうか。
私自身の考える自己分析は現状を知るための今の深堀であって、もともと生まれた時からあった自己の才能を発掘する物ではないと考えています。
よく言われる自己分析は長所がわかって仕事に生かそうと考えているものが多いですが、その長所が解ったとしても自己の将来設計とつながりが薄いのであれば、長所が解っただけで何の意味を持ちません。
また長所に関しても、これまでの経験からくるものであって、急な才能が浮き彫りになる事なんてほとんどありません。
なので私は長所は今自然とできている事と考えているため、私はよく言われる自己啓発の本を読んだり自己分析アプリを使って自己分析する事は、私は必要ないと考えます。
ここまで私の自己分析の考えを述べてきましたが、そうは言っても自分の現状の自己分析も苦手で、周りになかなか評価を聞きずらいと言った方もいらっしゃると思います。
そこでここからは私が行っている自己分析をするための2つの行動を紹介します。
まず1点目ですが、
これまでの経験や体験を書き連ねていくで
です。
これは簡単で自分の好きなことや、これまでの経験をどんな小さなことでもメモして、まとめて行くだけです。
これは自分の今までの経験を棚卸していく事になって、これまでこうした経験があるから今のこの作業が出来ていると振り返りに繋がってきます。
またこうした経験はあなた自身が、あなたの目で、頭で、体で経験した由一無二のものになります。
自分から見たら些細な趣味でも、他人から見るとすごい経験だったりします。
そうした経験の共有をするためのツールとして、自分でまとめておくと共有しやすくなってきます。
私は下記の感じでエクセルにまとめているので、ぜひやってみてください!
続いて2つ目が
好きと、嫌いで作業(ゲームとかでもOK)をまとめる
です。
これも単純でただ好きな事と苦手(嫌い)なことを分けて自分が何に集中できて、何に集中が続かないかメモして自分を見つめ直してみることです。
基本的に好きなことは、得意なことで締められるのではないでしょうか?
私は人がその事象を好きになるタイミングは、必ず成功体験や、自分に何か興奮する材料が多いと考えています。
そのため自分の好きなものがわかると自分がどう言った物が好む傾向にあるのかなどの、客観的な自己分析も可能になってきます。
また好きを明確にすることで、相手にも伝えやすくなってきます。
ぜひやってみてください!
ここまで私の自己分析の方法や考え伝えてきましたが、これは私の考えであって、万人共通の考えではありません。
自分の深堀をしなくてもいいと考える人もいれば、もっと才能の面まで知るべきだと考える人もいらっしゃると思います。
ただ私自身、自己の深堀をしたことで結果が上向きになっている事は紛れもない事実です。
私は皆さんの選択をこちらから無理に変更できません。
選択をするのは皆さん次第です。
もし自分を見つめ直すきっかけや、自己分析がなかなか他の物でしっくりこないのであればやってみるのも一興かと思います。
このブログが少しでも皆さんの力になれば幸いです!