皆さんは、

 

『頼まれた仕事を忘れてしまう・・・』

 

『何で長期のタスクが計画通り進まないんだろう・・・』

 

『複数の仕事を頼まれると、すぐに忘れてしまう・・・』

 

と感じてことはありませんか?

 

実際にADHDの方はこうした感情に一度はなったことはあると思います。

 

私自身、社会人1年目の時は、マルチタスクが出来ず、毎日のように仕事先や営業先で怒られて、より一層自分が出来ない人だとと思い込むから余計にミスをする、と言った負のループに入っていました。

 

当時の上司や先輩から『どうしたらそれが本当に治るのか?』と言われて、いろいろ模索してしては見たものの回答が出ずに、同じミスをして最終的に上司から『お前をどう指導したらいいか解らない?』とまで言われて、会社をクビになりかけたこともありました。

 

ただそんな私でも、つの事を気にするようになってからタスク管理が上手くできるようになってきたので、今回はそちらをご紹介します。

 

 

何故スケジュール管理できないのか?

 

突然ですが皆さんは、

 

 

1回の指示で2~3個の仕事を依頼された時に全て記憶していることはできますか?

 

 

こうした質問をした場合、ほとんどADHDの方はできないと答えるのではないでしょうか。

 

実際に私自身、一つ指示でマルチタスクの依頼があった場合、良くて2個、悪ければ全て記憶にないなんてことも今でも頻繁にあり、再度指示者に質問するなんてことは結構あります。

 

どうしても多数のマルチタスクを指示されていた場合、抜け漏れがあることは否定できません。

 

この原因はADHDの症状で、ADHDの方は健常者と比べて脳の一部の働きが鈍く、ワーキングメモリ(記憶量)が低い傾向にあると言われています。

 

これはADHDの症状(不注意、多動性、衝動性)がワーキングメモリに影響を与えているのではないかと言われていて、実際にワーキングメモリが健常者と比べて弱い傾向が出ています。

 

またADHDの症状の『衝動性』の影響で、単調で継続した仕事が苦手な方も多く、すぐに結果が出たり、簡単な作業を集中して行ってしまうため、長期スパンで行う仕事で毎日継続してやらなければいけない事を先送りしてしまう事もあるのではないでしょうか。

 

こうした原因がタスク管理の弊害となってしまい、タスク管理が出来ていないからこそミスが増えてしまって仕事が出来ないと感じて、自己嫌悪に陥って余計にミスをしてしまう、終わりのない負のスパイラルに入ってしまいます。

 

私もこうした負のスパイラルを何度も経験して、最終的に自己否定からくる他者批判を会社内でもたくさんしてしまい、前に努めている会社では完全に周りから孤立して、仕事も普通の会話も振られない環境で過ごさなければいけなくなっていました。

 

 

タスク管理は大雑把に!

 

ここまでADHDはどうしてタスク管理が苦手なのかを分析してきましたが、タスク管理はADHDの症状の影響でなかなか苦手な作業ではないのかと感じた方が多いと思います。

 

実際に私は社会人になって3年目まではタスク管理が全くできておらず、上司や先輩からアドバイスを受けては実際に試してみたのですが、自分に合わないタスク管理だったのか、毎日何かしらのミスが必ずと言っていいほどに出てしまっていました。

 

ひどい時は頼まれた長期の仕事を丸々忘れて、当時勤めていた会社で多額の損害を出したこともあります。

 

しかしそんなに苦手なタスク管理でも、ADHDだからと言って出来ないなんてことはありません。

 

実際に私は社会人4年目に入るころには、自分に合ったタスク管理は出来るようになり始めて、最近ではタスク通りスケジュールが進むことが普通な状態までに変わってきています。

 

ではどうしてそう変わってきたのかと言いますと、タスク表への考えが変わったのがきっかけです。

 

ADHDの方は、長期的なプランで仕事などのスケジュールを組まれるときは、完璧にこの日までにある程度終わらせるとしっかりとスケジュールを立てすぎる所があって、それが苦痛になってしまい結果が出やすい仕事にフェードアウトしてしまい、最終的に仕事を忘れてしまうことが多々あります。

 

しかもADHDの特徴として、苦手な事や興味がことになると、なかなかはじめることが出来ないため、先延ばしにしてしまいがちです。

 

そうだからこそ私は長期的なプランがある仕事は、最終的な目標を立ててそれ以外の細かなスケジュールは当日もしくはどんなに早くても1週間前ぐらいにしかスケジュールを立てない様にしています。

 

またどんな細かい作業でも、ゴール地点を決めて作業をし始めています。

 

こうすることで、やらなければいけないタスクを全て見てやる気がなくなる事を防ぐだけでなく、当日にスケジュールを立てることで、簡単に達成感を味わ得れるようにして、私自身のモチベーション維持に生かしています。

 

またこうした大雑把な計画であれば、あえてやらない時も当日に作ることが可能です。

 

ADHDは自分の体調や自分の能力を上手く自己判断する事が苦手で、過集中のスイッチを入れれる日もあれば、そのスイッチが全く押せない時もあります。

 

そうした場合にしっかりとスケジュールを立ててしまうと、自分の気持ちや体調と上手く付き合いきれずに、より一層先延ばしにしてしまいがちです。

 

そうした事を防ぐためにも、あまり前もってスケジュールを立てずに、私はタスク管理するようにして、自分の体調とメンタルをコントロールするようになってからミスが減ってきて、うまく仕事が回るようになってきているのでぜひやってみてください!

 

 

タスク管理は一つにまとめる!

 

そうはいっても実際に具体的な方法でどうすればいいかわからないと感じた方もいらっしゃると思います。

 

なのでここからは私が今でもやっている、タスク管理を上手く回すための具体的なポイント2点をお伝えします。

 

 

まず1点目は

 

 

仕事の指示を出来る限り録音して、指示を聞き返せるようにする。

 

 

です。

 

上記でも触れていますが、ADHDはワーキングメモリが少ないため、マルチタスクの指示は上手く対応できること自体が珍しいです。

 

私もそれは他の皆さんと変わりません。

 

マルチタスクの指示があると、どうしても数点依頼されていた仕事が抜けてしまい、現在でもミスをしてしまい時もあります。

 

なので必要な仕事の依頼の場合は必ず相手に了解を取って、録音して聞き返せるようにしています。

 

そうすると仕事内容自体を見返す事が出来るだけでなく、その依頼された仕事が完了した後に依頼者が望んでいる結果が出ているかどうか再確認する事が出来て、ミスを事前に防ぐことが出来ます。

 

ただ皆さんの中には録音すると伝えること自体恥ずかしく感じたり、指示をもう一度聞けばいいのではないかと考える人もいると思います。

 

ただこれは私の経験ですが、どんな人でも1度目の指示と2度目の指示では伝え方や捉え方が変わってしまって、依頼内容を正確に飲み込むことが出来ない事があります。

 

そうした結果、認識の違いが出てしまって、依頼者が望んだ仕事内容ではない結果が出てくることが多かったですし、ADHDは整理する事が苦手な事もあって、どこをどう理解できていないのか正確にその場で伝えきれない所もあります。

 

性格に伝えるために、また自分でどう伝えるかまとめるなどをする作業が私は入ることが、時間の無駄でめんどさいと感じるために録音でするようにしています。

 

 

 

2点目は

 

 

長期的なタスクをする際には、

細かな作業区分をどうするか人(上司や先輩など)に全て聞く

 

 

です。

 

ADHDは全体をイメージする事が苦手で、最終的なゴールのための道筋を上手く書けない傾向にあります。

 

そのため無駄な遠回りや、その仕事に関係ない作業を行ってしまう事もあります。

 

そうした事を防ぐために、細かいところまで、どうやれば上手くいくか人に聞いてしまいましょう。

 

またそうした相談は周りに、『私はここまで終わっています』と言った、中間報告にも繋がってくるため周りを安心させて仕事が上手く進んでいきます。

 

そうした結果仕事が上手く回って、自分の評価に繋がってきます。

 

またそうした流れはあなたの経験になって、次に同様の作業するときにも役に立ってきます。

 

私は必ず何か新規でやるときは、人に全て丸投げして、細かい作業の割り振りを聞いてそれを自分のタスク表にいれて、なんだったら大体どれくらいで完了しているかの完了時刻まで聞いてだいたいの時間的な目安までタスク表に入れるようにしています。

 

上記2点を私は重要視して必ず作業する前に、私は確認するようにしていますので、もし使えると思ったらぜひ使てみてください!

 

 

 

最後に

 

ここまで記載しているものは私に合ったタスク管理術であって、皆さん全員に当てはまる事はありません。

 

ただ何も動かない事には、なにも状況は変わってきません。

 

もし何もやってこなかったり、今までやってきたことないタスク管理であるならば、一度やってみてもいいのではないでしょうか?

 

もし興味があればぜひやってみてください!

 

また何かタスク管理で試していることがあればコメント欄にぜひ教えてください!

 

皆さんのコメントお待ちしてます!