『この人誰だっけ?』

 

『こんにちは・・・て言われたけど誰だ?』

 

『おはようございます・・・やばい顔は出るけど名前が出ない!』

 

と言った経験をしたことがありませんか?

 

『この人は誰だろう?』と全く出てこない人や、顔は覚えているが名前は出てこないと言った経験を、皆さんしたことがあるのではないでしょうか?

 

特にADHDの方、『不注意』『多動性』の影響で、人の名前を覚えることが苦手な方が多く、こう言った経験は日常に必ずあると思います。

 

私自身も学生時代にスポーツジムでアルバイトをしていた時に、まったくお客様の名前を覚えきれず、必ずアルバイトでやらなければいけない、初歩的なグループレッスンもまったく人が集まらなかったこともあります。

 

ただそんな私が2つの事を気にし始めたら、会員数300人以上の大型スポーツジムで、全ての会員様の顔と名前を憶えた方法を今回紹介します。

 

 

なぜADHDは人を覚えきれないのか!

 

ADHDは上記で触れていますが『不注意』『多動性』の影響で、

『会話の内容』『相手の顔の情報』などを上手に頭の中でまとめることができないので健常者と比べると、他者の顔を覚える事が難しいと感じる人が多いと言われています。

 

また特にひどい方は

 

相貌失認

 

といった先天的な症状の疾患を持たれている方もいます。

 

この症状を簡単に説明すると、人の顔を認識することが出来ない疾患で、私の友人もこの症状の疑いがあり、会社内の同じ部署の方の名前を間違えて話したり、顔を覚える自体も2~3か月かかってやっと覚えたと言った苦労話を聞いたことがあります。

 

私自身は、相貌失認が疑われるほど酷いわけではありませんが、会社の同僚(2~3人)の名前をすぐに覚えることが出来ず覚え終わるまでに1日かかった経験もあります。

 

またADHDの方で多いのですが、

 

 

相手の事に興味がない

 

 

と言う方が多くいる印象です。

 

私自身もそうですがADHDの方は、好きな事の記憶はとんでもない情報量があるのに、嫌いなことになると全く情報量を覚えることが出来ない傾向にあります。

 

名前を覚えること自体を脳内では『興味がない』と言う分野で縛ってしまっている方も多く、またそう言った方の特徴として自分の事を話し続ける傾向にあり、こちらが相手を認識する時間を減らしてしまい、名前や顔を覚える機会を奪ってしまう場合もあります。

 

 

 

顔と名前が出てこない状態をどう乗り切ったか!

 

ではどうして名前を覚えられない私が、覚えきれるようになったこと言いますと、

 

名前だけを覚えることが出来ないと割り切った!

 

 

が1番の要因です。

 

ここまで割り切る前以前は、お客様の名前を読んでから話しかけなければいけないと言った固定観念に駆られていて、名前を憶えてからしか話せないと思い込んでいました。

 

ただいろいろ試してみていた(名前帳を作ってメモしていた)のですが、実際に覚えられない物は覚えきれませんでした。

 

最後の方ではメモすること自体嫌になってやらなくなって、その仕事自体嫌になっていて、実際にスポーツジムでの仕事は楽しくて、すごい好きだったのですが名前の件がネックになって、辞めようとまで考えていました。

 

もう駄目だと思って、仕事を手を抜いて、周りの人を観察していると『そういえば周り名前そんなに読んでないんじゃないか?』『名前を無理して呼ばなくてもいいんでないか?』と気づき、名前に固執しなくなってから、いろいろ会話をし始めると自然と相手に興味が出てきて、その影響で名前を覚えることが出来始めました。

 

実際に私自身、こう振り切った考えになってから、会話に名前を出さなくても会話出来るんや、逆にこちらの名前を解っていないんやと思うぐらい意気込んで、割り切って話すことが出来ています。

 

 

名前を覚えられない時の対処方法!

 

そう言っても名前を覚えることが、コミュニケーションが上手くいくのも事実です。

 

また仕事として、お客様の名前を必ず覚えてやらなければいけない所があるとは思います。

 

なので私がやった、

名前を覚えるために、私がやっている2つの事を紹介します。

 

 

1つ目は

 

 

その人の話している内容や、趣味などの自分の共通点を探して、見つける。

 

 

です。

 

私もそうですが、ADHDの方は自分の好きなことや趣味などはの記憶力は、他の健常者比べて優れている部分がありますが、逆に興味がないことに対しては全くと言って反応しない傾向があります。

 

実際に私もそれが強くて、接客していた時には好きなことを話した方は、すぐに覚えることが出来ていますが、ただ仕事の話だけしかしていない方の場合は覚えきれていませんでした。

 

私はその習性を生かして、『興味がない事』『興味がある』に、頭の中で変換するようにしていました。

 

記憶は何かと紐づけされると、記憶に定着しやすい傾向あります。

 

『興味がある物』で記憶に括って、覚えるようとすると変わる所がありますのでぜひやってみてください!

 

 

続いて2点目が

 

 

ニックネームや特徴をメモ付ける!

 

 

です。

 

これは先ほど挙げた1点目に繋がっている事ですが、

私は1点目で挙げていたことは比較的子供のころから出来ていて、顔を覚えきれないと言った事はあまりありませんでしたが、それを名前に連結させることが出来ていませんでした。

 

ただ実際に社会に出て営業先にそれが通じる事はありませんでした。

 

なので自分で得た情報を、必ずメモして特徴や共通の趣味などを、特徴シートを名刺の裏、またはノートにまとめて記載するようにして、この人はこうだったなと情報を残すようにしています。

 

実際に書くことで、思い出す(復習)時間が出来て、より記憶が定着しやすくもありますが、この名刺や情報を残すことで、思い出すツールになるので、長い期間たったとしても情報を自分に残すことが出来るので、何かあった際にまた再度会話した際に、比較的話が進みやすくなってきます。

 

私がメモする際には必ず、

 

・顔の特徴

 

・年齢(わからない時は自分が見た感じで)

 

・会話の仕方(ゆっくり話されているとか)

 

・その人の趣味(あるだけ全て)

 

・仕事内容(仕事をしていれば)

 

を必ず記載しています

 

 

良かったらやってみてください!

 

 

最後に!

 

ここまで記載してきましたが、

 

やはり私自身

 

興味のない人、仕事でかかわりがない人は覚えなくても人生に何の損もない

 

と改めて思っています。

 

私は正直みんな仲良くなんてする必要があるなんて考えてこともありません。

 

人ですから、合う、合わないは絶対あります。

 

失礼と感じた方と一生涯付き合う事なんて稀です。

社会と親しい人に迷惑がなければ問題ないのではないはずです。