「仕事が全くできないから,迷惑かけるぐらいなら辞めたい・・・」
「毎日ミスして、会社に居場所がない・・・人に相談できないから辞めたい」
「私はこの仕事向いてないかも・・・私がいたら邪魔になるし辞めたい」
「入ったばかりで頑張りたいけど、怒られてばかりで辞めたい!!」
上記のように、
周囲の理解や、仕事になじめず、現在進行形で辞めたいと持っているADHDの方は多くいると思います。
実際に私もそうで転職するたびに、
「まったく向いてないし・・辞めたい」
と考える毎日でした。
ただあなたが今しているその仕事は、
実際には向いている仕事だけど、ただ入り口の段階であなた自身が可能性を潰してはいませんか?
今回はそんな方に対して仕事を辞める前に聞いて欲しい、2点をご紹介します。
ADHDはなぜ仕事をすぐに辞めたくなる?
ADHDの方は基本的に病気の症状としてとして
・ミスが多い
・集中力が足りない
・マルチタスクが苦手
の3点があります。
特に「ミスが多い」ということで悩まれている方も多く、仕事中に何度見直しをしたとしてもミスをして、
ミスをする→上司や先輩に怒られる→萎縮してしまう→質問できなくなる
の堂々巡りをしてしまい、最後には自分を壊してしまいます。
またADHDの方は『完璧主義』の習性をもっている方も多く、
ミスをすること自体に怖さがあり、仕事自体をすることが遅く、また1つ1つの仕事を完璧にこなそうとするあまり、自分を追い詰めて最後は仕事から逃げてしまうこともあります。
そういったことの積み重ねがストレスとなり自分を追い込み、最終的に仕事を辞めたいと思うきっかけになっています。
実際に私自身最初に努めた会社ではこれをすべて発症して、
せっかく紹介で入った会社を3か月で退社した経験があります。
そんな私だからこそ辞める前に皆さんに2点聞いて欲しいことがあります。
仕事を辞める前にこの2点できていますか?
まず1点目は
ADHDを盾に逃げていませんか?
です。
確かにADHDは、病気として『ミスが多い』、『集中力が苦手』『マルチタスクが苦手』がありますが、それを言い訳にして自分を見直すことを忘れていませんか?
ADHDの症状を持ってる方でもでも仕事を続けて、
ある程度の結果を出して社会的に成功されていて、自分の地位を築いている方もいます。
そういった方が上記で上げた『ミスが多い』、『集中力が苦手』『マルチタスクが苦手』の3点を全く解消していないとは考えられません。
実際に私も最初は全くできませんでしたが、
3点ともに訓練次第で修正することができています。
できない言い訳のためにADHDを使って逃げ続けると、自分をもっと追い込んで、自己否定をし続ける人生になってしまいます。
自己分析して怠けていることや、やれていなことをADHDを言い訳にして逃げることは簡単ですが、もう一歩踏ん張って自分を見つめなおして仕事の改善点を上げてみてください。
2点目は
あなたは周囲を頼っていますか?
です。
ADHDの方は上記でも上げていましたが『完璧主義』の方が多く、
そういった方に往々としてありますが、
仕事は一人でやり遂げなければいけない
といった間違った自分の考えを持たれています。
ただ仕事は一人で回ることなんてほぼありません。
ほとんどの仕事はチームワークありきで、仕事の仲間と助け合って進んでいくものであり、すべてを一人でやる必要なんてありません。
『ミスをし続けると聞きづらく頼みづらい』
とミスが続くと勝手に思いこんでしまい、頼み切れず結果一人でやってしまいがちです。
ただ上司や同僚は案外頼ったらいやいやでも動いてくれます。
それはミスした後に傷口が広がってしまうよりも事前に解決できたら、仕事的には問題ないからです。
逆に動いてくれなければそれはあなたの問題ではなく、周囲の問題です。
あなた自身の限界が近いのであれば、一度周囲を頼ってみてみてください。
逃げるは恥だが役に立つ
ここまで記載してきましたが、
私自身は転職は別に悪でも何でもないと考えています。
実際に私自身、自己分析したうえで転職したことは多々あります。
またADHDは特殊でどうしても苦手なことはあります。
苦手な仕事や、無理に続けている仕事であれば逆に転職をお勧めします。
ただその職場を辞めた後にあなた自身の後悔が出てしまうようであれば問題です。
あなた自身が入社前に考えていた志望を見直してみて、再度考え直してあなた自身の決断に迷いがないような選択をして後悔がないように考えてみてください