学校の理念と校長先生の言葉

説明会の冒頭で、安達校長先生から北豊島高校の目指す方向についてお話がありました。

北豊島高校は「社会で活躍できる女性の育成」を目指し、リベラルアーツ教育を取り入れていれているとのことでした。校長先生は「私は何者なのか」という問いを立てながら学ぶことが教育の本質であると強調されていました。卒業生からは「北豊島は実家のような存在」と語られることも多く、安心感を与えながらも厳しさを持って生徒を支える学校であることが伝わってきました。校長先生は「人との出会いや経験が何より大切であり、単なる進路実績だけでなく、人生の土台を築く場でありたい」と語られていました。

なお、この日の司会を務められた先生も同校の卒業生で、他校での勤務を経て北豊島に戻り「ここで教壇に立ちたい」という思いを実現されたとのことです。

 

特色ある3つのコース

北豊島高校は、社会の変化に対応するためコースを再編し、現在は「インスパイアリングプログラム」「グローバルプログラム」「バリアブルプログラム」の3つを設置しています。いずれのコースも、学年主任制ではなく「コース主任制」によって3年間一貫して生徒を見守る体制が整っている点が特徴です。

  • インスパイアリングプログラム
     物事の本質を捉える学びを重視。約3か月に1回の校外学習を実施。震災遺構の訪問や循環型農業の体験などで学びを深める。知識や情報を活用し、主体的な問題解決力を育てます。

  • グローバルプログラム
     ネイティブ教員が担任を務め、日常的に英語を使う学習環境を整備。7泊8日のフィリピン英語研修や英語でのプレゼン、アントレプレナーシップ教育などを導入し、世界とつながる力を養成します。

  • バリアブルプログラム
     探究活動や文化祭での実践を通じて、自分自身の価値を高める学びを重視。本物の体験を通じて「自分の軸」を作り上げることを目的としています。

教育の実践と成果

北豊島高校の授業は「対話型」が基本です。正解を求めるよりも「どう考えたか」を大切にし、生徒の発言を引き出すことで自信を育てます。プレゼンテーションの機会も多く、グループ発表や全体発表を繰り返す中で表現力が磨かれていきます。また、感性を育てる教育として、週1回の土曜講座が設置され、美術・手話・着付けなど30種類以上の講座から選択可能です。こうした講座には、今日的な内容のもののほかに、進学準備に直結する内容も含まれており、多様な体験を通じて視野を広げることができます。

さらに、6名のネイティブ教員が常駐し、授業や課外活動で日常的に英語に触れる環境が整っています。英語での日常会話やマンツーマンサポートを通じて、生徒の英語力は飛躍的に伸びていきます。その成果として、英語プレゼンテーションコンテストでの受賞者や海外大学進学者も輩出されています。

 

▲女子校らしい明るさと温かさに包まれたエントランス

進学実績と卒業生の活躍

北豊島高校では、進学実績においても着実な成果を上げています。島根大学の総合理工学部に総合型選抜で合格した生徒は、データサイエンスに関する探究活動の成果が評価されました。また、海外大学への進学者もおり、オーストラリアやフィリピンの大学に進む生徒、さらにはイギリスの大学で学び、日本と世界をつなぐ仕事に就いた卒業生もいます。中にはハワイでフラダンスやハワイ語を教える活動をしている卒業生もおり、それぞれが自分の夢を追い、社会で活躍しています。こうした実績は、同校が大切にする「人間力を土台にした学び」が形になったものといえるでしょう。

これからの北豊島高校

北豊島高校は「人間力を土台にリベラルアーツ教育を推進し、社会で活躍できる女性を育成する」ことを理念に掲げています。生徒一人ひとりが安心して挑戦できる心理的に安全な環境を整え、少人数制の中で主体性と自己肯定感を育みます。変化の大きな時代にあっても、100年の伝統を基盤にしながら新しい教育の形を追求し続ける、そんな学校であると強く感じられました。

 


幸彩学習塾では、北豊島高校を目指す皆さんに向けて、学校説明会や最新の入試情報、効果的な学習方法を踏まえた個別指導で、合格までしっかりサポートします。
「北豊島高校に進学するなら、幸彩学習塾へ。」
皆さまのご入塾を心よりお待ちしております。