少年ジャンプ39号で佐伯俊さん作画の「食戟のソーマ」第131話「あの人を待ちわびて」を読みました!

食戟のソーマ 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)
附田祐斗・佐伯俊・森崎友紀
集英社


今回は巻頭カラー。1巻から先週号まで全部読破してから初めての新しい話なので、ずっと待ちわびていました。(笑)深夜12時にはコンビニに入るので、23日の夜中にローソンに行って日付変わってゲットし、帰ってきて読んだのでした。

以下、内容に触れながら感想を書きますので、ぜひジャンプ本誌をお読みいただいてからお読みいただければと思います。

冒頭は、何やらどこかで見た制服の少女。これは、「遠月十傑」第2席の少女、小林竜胆ではないか、と思ったらやっぱりそうでした。彼女はいろいろと模擬店の食べ物を抱えていて、食べ歩きをしているようです。月饗祭4日目の売り上げ集計で十傑の八席、久我を幸平が破ったことが放送されると、「これは大変だぞ!」と盛り上がっています。

ページをめくるとチャイナ服の女の子たち。これは右からアリス、えりな、秘書子、田所、肉魅でいいのでしょうか。ほかはともかく、秘書子がちょっと自信がないのですが、ここに吉野が入ってくるのは考えにくいので、たぶんそうだろうと思います。

本編に入り、幸平たちはついに1日の売り上げで久我の中華研を破ったと盛り上がっています。一方久我は、幸平が客が増える4日目土曜日に照準を定め、来場者を観察して中華研の客を取り込むという作戦だったのか、と気づきます。そして、久我が幸平に言ったこと、つまり「何か一つでも勝ってるものがあったら食戟(料理対決)を受けてもいい」を思い出し、食戟を受けなければと思う一方、もう一つ何か彼自身の待望が成らなかったことを暗示させています。これは、久我が十傑一席の司に何か話していたことと関係があるのだろうと思います。

落ち込んでいる久我のもとに駆け寄ってきたのが、先ほどの小林竜胆。「くがー!くがー!売上負けたのかよくがー!」となんというかギャルノリのJKという感じのキャラになっています。竜胆は月饗祭に模擬店を出さず、食べ歩きに専念しているようですが、「それも参加の形の一つなんだぜ」と言い、「ずっと模擬店に籠ってるからコーハイに負けちゃうんじゃねーのか」と久我をいじっています。幸平と田所はそれを見て、「久我さんが押されてる」「お姉さんと弟っぽい」とか言ったり思ったりしています。

「やられたよ」という久我に、月饗祭は5日間だから通算で上回らなきゃ勝ったことにならない、という幸平。竜胆も久我もへえっと思います。一日勝ったくらいじゃ勝ったことにならない、というわけですね。

翌日の五日目、頑張る幸平・田所・美作ですが、通算ではなかなか難しそう。「客商売で負けるつもりなかったから悔しい」という幸平に、竜胆は「なかなか素直な奴だ」と感心しています。

4日め、肉魅やアルディーニ兄弟の加勢でようやく間に合ったのに、今日は幸平・田所・美作の3人なんですが、人手は大丈夫なのかな、とは思いました。

一方、目抜き通りエリアの汐見ゼミの3人。汐見ゼミは本来葉山アキラ(選抜優勝)だけなのですが、薙切アリスがお付きの黒木場リョウを連れて乱入してきて、初日はてんやわんやになっていました。しかし分子美食学に長けたアリスが3Dプリンタで複雑な形をしたチョコレートを成形し、それを乗せたカレーが大受けになっています。葉山が「恐れ入ったよ」と驚いています。こちらも何とか黒字になったようです。赤字だと退学処分になることになってたわけですが。

一方、一年生でただひとりの遠月十傑、薙切えりなが出店した山の手エリアのコース料理の模擬店。えりなは一つ席を明けて、「憧れの人」の来店を待っているんですね。そしてそこにだれかが。

再び久我飯店。麻婆豆腐を食べてる竜胆。去年の「紅葉狩り」のときのことを話題にしています。久我は創真と同じように十傑に食戟を挑み、現在第1席の司に一蹴されたのですね。久我は月饗祭で5日間売り上げ一位だったらもう一度食戟してくれ、と司に頼んでいたですが、結局それを創真に阻まれた。つまり幸平も久我も「両者敗者」になってしまい、二人とも死ぬほど悔しそうなんですね。久我も、「幸平ちんも今後もっと伸びるかもね」とその存在を認める発言。竜胆は創真の屋台にやってきて、「屋台を閉めた後、司の模擬店に連れてってやる」と創真を誘います。

ここは、手伝ってくれている田所と美作もつれてってもらえるんだろうかとか、余計なことを考えました。(笑)

一方えりなの店。やってきた客を見て秘書子が戦慄します。えりなもその客をみて動揺を隠せない。

やってきた客は、なんとえりなの実の父親だったのです。

・・・

これは。(笑)

司も結構ラスボス的だと思いましたが、この絵里奈の父のラスボス感は半端ない。っていうかこのマンガ、初登場のときはみんなラスボス的なんですけどね。

往々にして次のコマからいきなりフレンドリーになるので油断は禁物ですが、この緊迫感は半端ないですね。

それにしても待ちわびていたのは憧れの人・才場城一郎(実は幸平創真の父親な訳ですが)だったのに、やってきたのは、という展開でした。

城一郎が創真の父親だということを知った時のえりなの反応は一体どうなるんだろうというのがありますが、まあそれが明らかになるのはまだずっと先のことになる気がします。

次回以降、二人のラスボスの正体(?)が明らかにされて行くことになりそうです。楽しみにしたいと思います。