One piece (巻14) (ジャンプ・コミックス)/集英社

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尾田栄一郎さんの『One Piece』第14巻(中盤)を読みました!

他の話題が多かったため、一週間中断した『One Piece』の感想、14巻の続きを書きたいと思います!
ルフィたちがグランドラインに入って二つめの島、リトルガーデンでの話の続きです。

恐竜などの巨大な古代生物がたくさん住むこの島では、二人の巨人、エルバフのドリーとブロディが100年に渡る決闘、名誉ある戦いを続けていました。この二人の話を聞いて感服したルフィとウソップでしたが、ルフィたちとアラバスタ王国の王女・ビビ(バロックワークス社に潜入しミスウェンズデーを名乗っていた)を追って、バロックワークス社の追っ手がやってきます。彼らはドリーに爆弾入りの酒を飲ませ、胃を爆発させてしまいます。そしてそれにもかかわらず戦いに行ったドリーは、ついにブロディに敗れてしまうのでした。

ブロディは勝ったものの、悲しげな顔をしています。そして何者かがこの決闘を邪魔したことを知ったルフィは、「誰だ出て来い!」と叫ぶのでした。ブロディの前に現れたバロックワークス社のMr.3は、すべてを固まらせてしまうロウでブロディを捕えます。Mr.3はドルドルの実を食べた、身体から絞り出すロウを自由に扱うキャンドル人間だったのです。

一方ルフィ、ウソップ、ビビの前にはMr.5とミスバレンタインが現れます。一つ前の島、ウィスキーピークでルフィとゾロにいいようにあしらわれた二人でしたが、ドリーを止めようとして大岩の下敷きにされてルフィが動けない状況の中、やりたい放題にやられてしまい、ビビは捕えられてしまうのでした。

ゾロ、ナミとともにMr.3の前につれて来られたビビ。3人は、Mr.3が作った「巨大な特大キャンドルサービスセット」に足を埋められ、上空からロウの霧をかけられて、どんどん固められて行ってしまいます。

その中でゾロは、動けなくされた巨人ブロディに、自分は足を切って戦うから、両手両足を切って戦わないか、と呼びかけます。戦意を失いかけたブロディはそれに刺激され、その心意気に付き合うと言います。そしてそれを聞いてビビも奮起するのでした。

そこにルフィとウソップ、ビビの乗る鳥・カルーが飛び込んできます。ここからルフィと「巨人たちの決闘の邪魔をした」Mr.3との戦いが始まるのでした。

ここまでで120話から122話でした。

ここまではずっとMr.3のペースでどんどんやられて行きます。勝つためには手段を選ばないというMr.3でしたが、やはりドルドルの実を食べたロウ人間だけあって、繰り出してくる技もいちいちルフィや仲間を苦しめます。

反撃のきっかけになったのがルフィとウソップの「男の決闘を邪魔する奴は許さない」という思いと、ゾロの「手足をぶった切ってでも戦って勝つ」という闘志でした。「戦うものの誇り高いたましい」とでもいえばいいでしょうか、そういうテーマが浮き彫りにされていると思いました!