映画は映画館で観るものである。
古くは故・淀川長治さんらが散々言ってきたことであるし、その通りである(水野 晴郎さんは「ビデオでも十分楽しめます。ですが映画は是非、劇場でご覧になってください。」みたいな言い方だったように記憶している。)。
だが、それは観に行こうと思う映画があってのこと。
友人にでも誘われない限り偶然の産物の可能性は皆無に等しい。
何を言いたいかって~と、何となく何気なくとりあえず観てみたら大当たり!の可能性はTVからのほうがあるということだ。
それが今回、紹介する作品「ALL ABOUT MY MOTHER」である
ALL ABOUT MY MOTHER
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=160167
たまたま放送されてたので何気なく観てみたら大当たり!はこれまでに二度ある!
一つは「誰が為に鐘は鳴る」、もう一つは今回、紹介する映画の作中にも出てくる「欲望という名の電車」である。
今更、紹介するまでもない映画史に残る名作である。
ただ、何及び知識なくこの作品たちを観た僕は大きな衝撃を受けた。
何と素晴らしい映画だろう!
もう十数年~何十年も前の話だ。
それと比べ今回、紹介する「ALL ABOUT MY MOTHER」は確かに名作であるし、数々の賞に輝いてるかもしれない(←よく確認してないがそうだったような気がする・笑)が、先に二作品に比べたら「とても良い映画」の範疇である。
「誰が為に鐘は鳴る」も「欲望という名の電車」も100年たっても語り継がれていくだろう映画史に燦然と輝く名作であるが、「ALL ABOUT MY MOTHER」はそのような類の作品ではないと思う。
だが、だが、だがぁぁ~是非、観てほしいのだ!
特に女性の方に観てほしい。
できれば一人で、あるいは友人と二人でもいい。
パーティムービーではないし皆でワイワイやカップルで楽しむものではないように思う。
本来は「男性も観るべき女性の為の映画」であるかもしれないから男性でも興味のある方はもちろん観るべきだ。
映画の内容についてはいつものように喋りません(笑)
だって、内容を聞けば聞くほどに本編の魅力が薄れてしまうのが映画だと思うから。
是非、興味にある方は予備知識無しでご覧になってみてください。
きっと後悔はしないから。
最後に、何だかペネロペクルスに似た女優さんだな~って思ってたら本人でした(笑)
素敵な映画との出会いは人生をほんの少し豊かにするんだ。
『今夜の一曲』
やしきたかじん -「Walking On」
~この頃のなのか、この曲に限ってなのか、少し桑名さんに似ている気がする。