山陰車中泊旅二日目。
昨夜は、境港夢みなと公園の駐車場に車を停めて泊まった。
ここは海釣りスポットらしく、多くの釣り人が堤防から釣り糸を垂れている。
近くにはスーパー銭湯もあり、ゆっくりと湯に浸かった。
ハスラーでの車中泊は初めてだが、助手席と助手席の後シートを倒すとほぼフラットになり、マットを敷けば全身を伸ばして寝られる。窓にAmazonで買ったシールドを貼れば外の視界はシャットアウトされカプセルホテル並みになる。
騒音も無く、朝までぐっすり寝た。
夜が明け、外に出てみると弓ヶ浜の向こうに、大山がシルエットで見える。
車中泊場所から境港に移動して、車を駐車場に停めて港を散策。
大型の巡視船が停泊していた。
美保関方向にはレーダーサイトが。
ここから北北西500キロは北朝鮮。
水木しげるロードを歩く。
ここは五年ほど前に職場のバス旅行で訪れた。
連休なので、朝は早いが観光客は既に多くが散策している。
ブラブラと歩いていたら、私の名前の団子屋を発見した。しかし、残念ながら開店前だった。
境港をあとにして、次は日本最大級の弥生遺跡『妻木晩田遺跡』へ。
妻木晩田遺跡は大山の北、日本海に面した台地にある。考古学好きの私としては一度は行って見たかった場所。
マイナーなところなので、連休中でも人出は少ないだろうと思ったが、結構たくさんの人が来ていた。
ここには弥生前期から後期の竪穴式住居の復元家屋が点在する。
なぜ竪穴式なんだろうか。掘り下げることで寒気から守る為だろうか。雨の時には雨水が侵入するだろうに。この大きさで、だいたい5、6人の家族が住んでいたそうだ。
弥生時代の墓、四隅突出型墳丘墓を初めて見た。弥生時代の墓は古墳とは呼ばず、墳丘墓という。
高床式の建物。倉庫だろうか。
目の前には日本海(弓ヶ浜)が広がる。国引き伝説の舞台だ。
遺跡の管理棟でアイスクリームを食べて、再び大山寺に向かう。
途中、大山町からの大山の眺め。
大山は見る方向が違うと、全く別の姿を見せる。
大山寺から、蒜山へ。
この道はかっては『大山蒜山スカイライン』と呼ばれた有料道路。急カーブが連続する。カーブ運転大好きの私にとってはたまらない道。新緑の道をひたすら走る。
鬼面台から見る大山。
右側の山は烏ヶ山。昔、二回ほど登ったことがある。ここからの眺めも素晴らしい。
そして、今日の泊まりの湯原温泉へ。
湯原温泉の目的はもちろん砂湯。砂湯は河床から湯が湧いていて、湯質といい、湯温といい、周囲の眺めといい、全てが最高だ。露天風呂の日(6月10日)発祥の地、露天風呂東の横綱だけあるよ。
風呂は結構混んでいた。
あとから入ってきた外人三人組に声をかけて、温泉談義で盛り上がった。三人は東京在住のフランス人。
今夜の泊まりは川沿いの駐車場だ。