実は20日ほど前にコロナに罹患、結構症状が強く出てしまい、高熱が出た上味覚障害も起こり、今だに軽い咳が出ます。確かになかなか辛かったです。(汗)

 

そういう事情で『戦前日本のジュエリー4 和装用装身具(女性用)・男性用装身具編』の発刊が大幅に遅れてしまいましたが、3月17日(日)に[結antiques]さまのBASEでようやく販売が決定しました。価格は前回と同じ1,800円です。お手元に置いてくださる方がいらっしゃいましたら幸いです。

 

冊子の作成からやっと解放されましたので、これからゆるゆるブログを更新していきます。

 

こちらは大正時代の18金の女性用時計鎖で、箱付きで出てきました。すっきりとした透かしが上品で、石と真珠がリズミカルに並んでおりとても可愛らしい雰囲気があります。使われている金は若干PGに近い色合いです。100年以上前のジュエリーがこうやって綺麗に残っているのは奇跡のように感じます。

 

 

このように金時計に取り付けて使用します。

 

透かしがとても上品です。

 

共箱です。このような形で出てきました。

 

刻印です。「K18」とあります。

 

実はこちらはあるショップを見つけて入手したのですが、アンティーク時計専門店にも関わらず、届いた時には竜頭が殆ど動かない状態になっていました。すぐにショップに問い合わせたのですが「硬くなっているだけなのでしばらくは強めに回してください」とのことなのでそのとおりにしましたら、

 

なんとすっぽり抜けてしまいました!

 

時計のことはさっぱりわからないのでとにかくメールでやりとりをして(文章で証拠を残すこととあと感情的になってはいけないので)2ヶ月近くかかってやっと正常に動くように修理してもらいました。もちろん無料で引き受けてくれたのですが、「出荷の際にチェックしなかったのですか?」と尋ねても「配送時に何かが詰まったのでしょう」としか答えがなく(責任上正直には言わないでしょうが笑)、私も時計のことは全く未知の世界なのでそれ以上は何も追求できませんでした。

 

本当に時計は鬼門だとはわかっているのですが、時計鎖は合わせていた金時計と一緒に出てくることが多いので、これからも付いてまわるのかと思うとちょっと気が重いです。(汗)

 

あと、時計鎖の金具は大変精巧に出来ているので、購入の際は破損していないかどうか十分留意なさってください。