他のことでいろいろ調べものをしたり、映画やテレビ時代劇(70年代特有の暗いストーリーのものばかりですが、笑)を観たりしているうちに、あっという間に5月になってしまいました。ここ一ヶ月の間に見つけたのはこの服部時計店製の帯留めだけでしたが、昭和10年前後の最高級品で細工が実に素晴らしく、これを入手できたときはとても嬉しかったです。共箱がないにも関わらず芥子玉が全く落ちていなかったのはラッキーでした。細やかな彫金細工に芥子玉真珠が丁寧にセットしてあり、小粒ですが4つのメレダイヤがきらりと光ってとても上品な雰囲気です。しっかり地金を使い、時間が静止したような御木本真珠店製の完璧なデザインとは違って、服部時計店製は薄い金属の板を細かく張り合わせて造られている、とても躍動感のあるデザインです。PGの方は9金で、WGの方は14金だと思います。こういう帯留めを身につけていた女性は、これに合わせてやはり高価な指輪やヘアーピンも持っていたのでしょうが、当時の高級リングの方はなかなか見つかりません。長さ約6.7センチ。
写真で見ると平坦に見えますが、実際は真ん中が少し膨らみうねるように造られています。
裏側です。
刻印です。片側のコキに燕のマークと「K9」、もう一方には「WG」と服部時計店の懐中時計マークがあります。
既に入手していた同じく服部時計店製の帯留めと並べてみました。上は18金なので金色が強めです。雰囲気がよく似ているので同じデザイナーのものと思われます。









