その日は3週間ぶりの妊婦健診でした。



心拍が確認できた9週の時点で、会社に提出する妊娠証明書は貰っていましたが、まだ何があるか分からないから今日の12週の健診が無事に終わってから、会社に妊娠報告をしようと思っていました。




それまでの妊婦健診は順調そのもの。胎嚢も心拍も確認できており、つわりも長女の時より少し軽いかな?ぐらいでした。


先生とも無痛分娩にしたいですと相談しており、予定日までまだまだ先なのに、産む気まんまんでした。





今日の検診はいつもの男性の先生が緊急オペか何かで診察しておらず、女性の先生の診察でした。


まずは、お腹のエコー。


今日からお腹のエコーなんだ!内診は苦手だから嬉しいなぁ

と思っていました。



先生「元気に赤ちゃん動いてますよ。ここが足で、これが全体の大きさです。」



先生は丁寧に見てくれました。

いつも診察の待ち時間が短いから男性の先生を選んでいたけど、女性の先生もいいなぁと思いました。

(男性の先生も優しく、特に不満があるという訳ではありません)



その後、イスに座って長女の出産時のことを聞かれました。


長女の出産は里帰りしており、初産でしたが破水から5時間での比較的スピード出産でした。


出産後は恥骨がひどく痛いぐらいで安産だったことと、産後長女の呼吸が少し安定しなかったこと、軽い心室中隔欠損でもうすぐ完治しそうであることを伝えました。


この時には、先生はすでに何かおかしいと思っていたのでしょうか。



次におりもの検査もあったので、内診室へ。


まずはおりもの検査。少しグリッとされて痛かったけど、全然耐えられる。


赤ちゃんの様子を見て、何やらいつもよりグリグリ色んな角度で見るなぁと思っていました。



すると先生が、

「頭の形が少しぼやけて見えますね」と言いました。



私は、

え?エコーだからそんなもんじゃないの?

別に命に関わらないだろう、大丈夫

だってさっきも順調そうだったじゃん

と思っていました。




一旦待合室に戻され、改めて診察室に通されました。


エコー写真(※1番最後に載せます)を見ながら、

「通常だとこの時期、頭の形が丸くなっているのですが、頭が楕円になっていてなだらかです。無脳症の可能性があります。」

と言われました。



え???無脳症???

初めて無脳症という言葉を聞いた私は戸惑いました。



先生から無脳症は、頭の骨が上手く形成されず、お腹の中では生きられるけど、お腹の外では生きられないということを説明されました。



まさか自分が??嘘だよね??

心拍も確認出来たし、当然元気に産まれてくると思っていました。

先生から説明されても、自分に起こっていることだとは思えませんでした。



選択肢としては、このまま妊娠を継続して出産しても長く生きることが出来ず、母体を守るためにも中絶する方がほとんどだと聞きました。



すでに12週を超えていたので、中絶といっても、人工的に陣痛を起こして出産をしなければなりません。また、その後は死産届を提出し火葬しなければなりませんでした。



診察室を後にし、スマホで無脳症のことを調べました。

やはり先ほど先生から聞いたことと同じことが書かれていました。

調べれば調べる程、辛い現実が待っていることが分かりました。

 



でも今日はたまたま頭の向きがおかしかっただけかもしれない

再診でやっぱり見間違いでしたってなるかもしれない

きっと大丈夫だよね


そう思い込ませるしか、心が保てませんでした。



僅かな希望を胸に、この診断を確定させるため、3日後に再診することになりました。








 







※下にエコー写真を載せます。

 苦手な方はご注意ください。
































左が頭部です。

頭頂部の骨が形成されず、楕円形になっています。