開口不全症候群 の 最終回  | こうのとりのブログ

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横浜市神奈川区大口の鳥専門店「バードサロンこうのとり」のブログです^ ^
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これから書く内容は、明るくはありません。

色々な意味で読むのが辛くなる方が

いると思います。ですがごめんなさい。

これも一つの飼育なので書きます。

一番大事な事だと思います。皆さんも充分に解っている事ですよね。

ですからどうか嫌でも読んでみて下さい。私も丁寧に書きますから。

後半にヨシコの写真もあります。死んだ朝の写真です。

 

 

11月27日にオカメインコのヨシコが死んでしまいました。

前日までは比較的元気でした。

私ももう少し頑張れるかなと期待していましたが

呆気なく死んでしまいました。

わざわざ船橋市からヨシコのお見舞いに来てくれた

ご家族もいました。本当にありがとうございました。

綺麗なお花まで頂きプラケースの横に飾っておきました。ヨシコは目が見えなかったのでお花を見る事が出来なかったかもしれませんが

皆さんの優しい気持ちは充分に伝わったと信じています。

ヨシコに対して励ましの言葉を直接私のラインやお店にメールを

くれた方々もいらっしゃいました。

この場を借りてお礼申し上げます。

本当にどうもありがとうございました。

健康なら優しい飼い主さんの下で甘えたり可愛がって

もらいながら生きていけたのにそれも叶わず、

プラケースの中から出る事も出来ずに逝ってしまいました。

ですから雛のうちに逝くと私は余計に辛いです。平気そうにはしてますがお店の子であれ他の子であれ、実は結構堪えています。

本当にへこみます。いまだに。

泣きはしません。次の子があります。

必死に原因を考えて次の子に生かさねばならないですから。

 

ご存知の通り生きてる物全てに死は平等に必ず来ます。

皆さんも皆さんの鳥も決して例外ではありません。

我々の様に喋る事が出来ない彼らには、

頼ることが出来るのは側にいる貴方しかいません。

ご存知だとは思いますが獣医に診せれば

何とかしてくれるなんて大間違いです。

考え方の間違いと言う事ですよ。

何とかしてくれるかもしれませんが、

ここでは獣医さんに頼らずにと言う事です。

その前の話です。獣医に診せる前の話。早期の発見と言う事です。

そこをキチンと判断できるのはまず皆さんですよね。

丁度良く獣医に連れてくなんてないです。

獣医に連れて行こうと予約したその日の朝にクラミジア出た!

なんて聞いたことは無いです。人間も同じ。

大体遅いか早いかのどちらか。

その異常が治るか治らないかは別です。

しつこい様ですが対処療法は特に鳥には向きません。

極端に言えばストレスに弱いのが鳥ですから。

勿論例外もありますが、体のどこかに異常が出たと言う事の

原因はストレッサーです。

ヨシコの死んだ原因がこのストレスです。

可哀想に凄く辛かったろうと思います。

 

ですからヨシコの様に辛い事にならぬ様に考えてみてください。

色々な考えの方はいると思います。

でもここは皆同じですよね。飼い方の事ではありませんから。

皆願う事は一つで、元気に可愛く長生きですよね。

ですから日々の健康管理が鳥には一番大事だと言う事が

お分かり頂けると思います。

全然特殊な事でも難しい事でもお金のかかる事でもないと思います。誰でも出来ます。

 

それは良く観察することです。ジッと見つめる訳ではありません。

冷静に落ち着いて観察してください。

糞や食欲は見ていれば誰でも解ります。

ここで大事な事は貴方の意識の問題です。気持ちの問題。

明るく明るくリラックスして観察して下さい。

少なくても私達はそうしています。

人間やってりゃ色々悩みはあるとは思いますが、

せめて鳥の前では忘れて下さい。

何回もこんな事言ってると思いますが、何度でも言います。

明るくリラックスして下さい。悩んだってしょうがない。

明るくリラックスしてチラチラ優しく見て下さい。

優しくチラチラモニタリングして下さい。

ジッと見つめると貴方の事が気になり本能的に悪いところを

隠そうとしますよ。これでは状態がわかりません。

 

それと話が少し反れますが、大型のヨウム等を

近づいてジッと見てる方いますが、

可哀想だからやめて下さい!!どこの鳥でもです!!

ガン見したいなら自分の鳥だけにして下さい!!

初対面は怖いですから。!! 

自分だって初対面の人に顔を近づけられて

見つめられたら嫌でしょう。それと同じ。

鳥カフェの子みたいに馴れていませんから。

後、鳥に手を出して噛まれると言う事は

嫌がっていると言う事ですので

嫌がることはしない様に御願いします。嫌だから噛みつきます。

皆さんの為です。凄く痛いです。鳥も噛みつきたくありません。

 

話を戻します。要はまだ幼い子達は我々の想像以上に

ストレスに弱いと言う事です。

触り過ぎや構い過ぎにも気を付けてあげて下さい。

セキセイの性成熟は約4か月、文鳥6ヶ月、オカメ12か月位が

交尾の出来る体になる目安です。見た目は育った様に見えても体の

組織の全てがまだまだ幼鳥です。

気を抜かずにお世話をしてあげて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

書きながら少しの葛藤がありましたが、

これを理解してもらうのも大事なお店の役目だと思っています。

 

 

ヨシコへの応援どうもありがとうございました。

最後まで頑張りました。。

褒めてあげて下さいね。。。。