小村寿太郎侯顕彰弁論大会 | 河野しゅんじのブログ

小村寿太郎侯顕彰弁論大会

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酒谷小グランドにて、児童館(6人)・小学校(27 人)・中学校(12人)の合同で行われた秋季運動会を視察。かっこ内は全生徒数。




今年度一杯で酒谷中が閉校となるため(飫肥中に統合)、これが最後の合同運動会。午後の競技が始まる前、万感の思いを込めて激励の挨拶をさせていただきました。




こういう合同運動会を拝見したのは初めて。子どもの数が少ないのは寂しいことですが、マンモス校と比べると、1人ひとりが競技に登場する機会が多いこと、 保護者や地域の皆さんが参加した温かいアットホームな雰囲気であること(高齢者のグランドゴルフという種目も!)、学年を越えた微笑ましい連携があること など、これはこれで良さがあります。応援する保護者らの場所取りや、カメラ撮影の押し合いへし合いなどもないかと。

ここは酒谷小のグランドですが、緑豊かな素晴らしい環境。このトラックも、1周200m取れるそうです。広い!




ちょうど到着したとき、昼休みの時間の最後に、保護者らがサプライズで、学ランやセーラー服等を来てダンスを踊る出し物が行われていました(写真左)。三代目JSBのRYUSEI。いい味を出しておられます(笑)。
学校の先生方や地域住民の皆さんは、背中に「酒谷中を忘れない!」と書かれた、おそろいのポロシャツを着用。




これから年齢を重ねれば重ねるほど、今日の運動会の思い出が、輝きを増して蘇ってくることと思われます。酒谷中で学んだ誇りを胸に、頑張っていって欲しいと願っています。帰りがけ、寄せ書きにメッセージ。





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日南市の小村記念館にて、高校生の弁論大会である第34回小村寿太郎侯顕彰弁論大会。
明治の偉大な外交官小村寿太郎侯(日南市生まれ)の偉業を顕彰するとともに、国際連合や国際問題等について高校生の関心を高め、国際平和・国際親善に寄与することを目的として行われています。




今年は、この弁論大会を主催する宮崎県奨学会の設立100周年に加え、小村寿太郎侯生誕160周年、ポーツマス条約締結110周年と、大きな節目が重なりました。

事前に提出された弁論原稿による書類審査で10人の出場者を決定。持ち時間6分で、「創設70周年を迎えた国連の使命と国連における日本の役割」等の与えられた演題について弁論を行います。出場者は最前列にずらり並んで出番を待ちます。かなり緊張していることが伝わりました。



私は初めて参加したのですが、今どきの高校生、原稿なしで滔々と弁論を展開し、大したものです。緊張はしているのでしょうが、実に堂々としたもの。感心しました。
出場者10人中9人が女子。男子も頑張れ!


小村記念館で、実物大の小村寿太郎候と写真撮影。とても小柄な体(身長156cm)で、とてつもなく大きな仕事をされたものです。宮崎県のみならず、日本を代表する偉人の1人。これからも顕彰に努め、次代を担う世代を育てていきたいと思います。



飫肥の魅力発信に取り組む地域住民のグループ「飫肥楽市楽座」の皆さん。「自分達が楽しくなければ来た人も楽しくない」がモットー。会長の中島康俊さん(写真左)は、侍に扮して街中を歩き、サイコロ勝負に勝った観光客に飫肥杉のコースターなどをプレゼント。また、飫肥城周辺で人力車の無料乗車体験(月2回)や、野外コンサート、花火等の活動に取り組んでおられます。



歴史と伝統を感じさせる街並みに、こうしたおもてなし精神も加わり、クルーズ船等による海外からのお客様が増えるなど、飫肥の街、これからもっと面白くなりそうです。