次世代施設園芸団地の竣工式 | 河野しゅんじのブログ

次世代施設園芸団地の竣工式

国富町にて、JA宮崎中央による次世代施設園芸団地の竣工式が行われました。
朝からの土砂降りがピタリと止んで、集出荷施設内で竣工式が行われる頃になると、青空ものぞいていました。まさに宮崎の農業の恵み、ひなたのチカラ。幸先良いスタートです。





 



この事業は、日本の半分以下の農地面積で世界第2位の農産物輸出国となっているオランダの施設園芸に学んだもの。次世代の施設園芸を導入するモデルとして、全国10か所で整備が進められてきました。富山県に次いで、本県が全国で2番目に完成。10か所のうち7か所でトマトを栽培し、本県では、冬場の生産量日本一を誇るピーマン、キュウリを扱います。

大規模に施設を集積し、ICT技術を活用した高度な複合環境制御による高収量・高品質生産や、木質バイオマス暖房機による化石燃料からの脱却を図り、JAの担い手育成プログラムと連携して次世代の大規模経営の担い手を育成します。以下の写真で、ずらり並んだ白い紡錘形の設備が、木質ペレットによるバイオマス暖房機。


 



ここでの成果を県内他産地に波及させ、新たな施設園芸産地の整備に取り組むとともに、全国の、さらには世界のモデルとなるような施設園芸を確立していきたいところです。