2015-08-08 02:35:59
資格取得は公務員からの転職に有利となるのか
テーマ:転職希望の方向け転職活動の武器の1つとして「資格」を考えられる方も多いと思います。
今回は、転職活動での資格に関することです。
以前、大手転職支援会社の責任者の方とお話した際に、
公務員から転職希望の方が取得する資格としては何がオススメだと思われますか?
という会話をしたことがあります。
その方は、人材業界に20年以上おられ、人材業界のことなら恐らくだいたいのことは把握できているという方です。
その当時は人材紹介部門(エージェント部門)の責任者として、100名近い部下を管理されている方でした。
その方は、私の質問に対して↓のように回答され、私も「なるほどー」と深く納得しました。
転職活動で資格はもちろんないよりはあったほうが強い武器になりますから、あったほうがいいとは思いますよ。
ただ、どんな仕事をしたいのか、いまその人が何歳なのか、という基本条件次第で大きく変わります。
例えば、20代の方なら、資格がなくても「若い」というだけで転職活動は有利に進みますから、
面接官も資格の有無をあまり気にする人は多くないかもしれません。
ただ一方で、30代半ば以降の、俗にいう転職困難者は、やはり何か資格の一つでもないと履歴書が寂しく、書類選考すらままならいという可能性もありますね。
書類選考は、文字どおり履歴書と職務経歴書という書類だけで、その人の人物が書類だけで判断されますから、資格や経歴欄に何も書くところがないと、やはり寂しいというか見栄えの悪さは否定できないです。
ただ、それはあくまで書類選考だけの話しであって、必ずしもその業務に必要でない資格でないなら、実際の面接ではあまり関係ないかもしれません。
特に簿記やファイナンシャルプランナー、英検などごく一般的な資格だと、持っている人も多いので目立たないでしょうね。
それよりもどこでも聞かれる言葉で申し訳ないですが、やはり面接で大事なのは、
人柄であり
やる気であり
コミュニケーション能力
ではないでしょうか。
この方が言うように、資格を取れば転職活動が有利になる、というのは私も幻だと思っています。
特に公務員からの転職の場合、中途半端にありきたりな資格を持っていても意味がありません。
なぜなら「何で公務員を辞めたの?」というところのスタートだからです。
面接官は皆さんが資格を持っているかどうかよりも、もっと興味あることが他にあるのです。
簿記
英検2級以下
TOEIC600点以下
ファイナンシャルプランナー
シスアド
色彩検定やカラーコーディネーター
旅行業務取扱責任者
などこれらはよく見る資格ですが、ほぼ転職活動にはプラス評価にはつながらいと思います。
もちろん、マイナス評価にも繋がりませんが、言ってみれば運転免許証と同じようなもので、特に誰も気にしない資格です。
あと、国家資格だからといって、行政書士や社労士を目指す公務員の方も多いですが、本当にその仕事がしたいと思わないなら、もう取得を目指さないほうがいいです。
転職活動では多少の評価はされますが、持っている人も多い資格ですし、仮に独立しようにも資格取得後には壮大な営業活動という高い壁が待っています。
このあたりはまたご紹介できればと思います。
あとは中小企業診断士。
コンサルになりたいと思っています。
という方が多く目指される資格ですが、そもそも一流のコンサルタントで、中小企業診断士なんて持っている人は稀です。
弁護士や公認会計士、社労士、行政書士と違い、独占業務を何も認められていないので、目指すだけ無駄ですし、そもそも経営者の立場から言えば、
で、君は中小企業診断士の立場から色々アドバイスしてくれるけど、
そもそも会社経営の経験はどれくらいあるの??
となります。
実務経験(会社経営経験)がない人の言うことは、なかなか聞いてもらえませんし、アドバイスに対する説得力もありません。
このあたりもまた書きたいと思います。
結論としては、
公務員からの転職活動に資格はあったほうがいいかと言えばないよりはマシ程度
というお話でした。
今回は、転職活動での資格に関することです。
以前、大手転職支援会社の責任者の方とお話した際に、
公務員から転職希望の方が取得する資格としては何がオススメだと思われますか?
という会話をしたことがあります。
その方は、人材業界に20年以上おられ、人材業界のことなら恐らくだいたいのことは把握できているという方です。
その当時は人材紹介部門(エージェント部門)の責任者として、100名近い部下を管理されている方でした。
その方は、私の質問に対して↓のように回答され、私も「なるほどー」と深く納得しました。
転職活動で資格はもちろんないよりはあったほうが強い武器になりますから、あったほうがいいとは思いますよ。
ただ、どんな仕事をしたいのか、いまその人が何歳なのか、という基本条件次第で大きく変わります。
例えば、20代の方なら、資格がなくても「若い」というだけで転職活動は有利に進みますから、
面接官も資格の有無をあまり気にする人は多くないかもしれません。
ただ一方で、30代半ば以降の、俗にいう転職困難者は、やはり何か資格の一つでもないと履歴書が寂しく、書類選考すらままならいという可能性もありますね。
書類選考は、文字どおり履歴書と職務経歴書という書類だけで、その人の人物が書類だけで判断されますから、資格や経歴欄に何も書くところがないと、やはり寂しいというか見栄えの悪さは否定できないです。
ただ、それはあくまで書類選考だけの話しであって、必ずしもその業務に必要でない資格でないなら、実際の面接ではあまり関係ないかもしれません。
特に簿記やファイナンシャルプランナー、英検などごく一般的な資格だと、持っている人も多いので目立たないでしょうね。
それよりもどこでも聞かれる言葉で申し訳ないですが、やはり面接で大事なのは、
人柄であり
やる気であり
コミュニケーション能力
ではないでしょうか。
この方が言うように、資格を取れば転職活動が有利になる、というのは私も幻だと思っています。
特に公務員からの転職の場合、中途半端にありきたりな資格を持っていても意味がありません。
なぜなら「何で公務員を辞めたの?」というところのスタートだからです。
面接官は皆さんが資格を持っているかどうかよりも、もっと興味あることが他にあるのです。
簿記
英検2級以下
TOEIC600点以下
ファイナンシャルプランナー
シスアド
色彩検定やカラーコーディネーター
旅行業務取扱責任者
などこれらはよく見る資格ですが、ほぼ転職活動にはプラス評価にはつながらいと思います。
もちろん、マイナス評価にも繋がりませんが、言ってみれば運転免許証と同じようなもので、特に誰も気にしない資格です。
あと、国家資格だからといって、行政書士や社労士を目指す公務員の方も多いですが、本当にその仕事がしたいと思わないなら、もう取得を目指さないほうがいいです。
転職活動では多少の評価はされますが、持っている人も多い資格ですし、仮に独立しようにも資格取得後には壮大な営業活動という高い壁が待っています。
このあたりはまたご紹介できればと思います。
あとは中小企業診断士。
コンサルになりたいと思っています。
という方が多く目指される資格ですが、そもそも一流のコンサルタントで、中小企業診断士なんて持っている人は稀です。
弁護士や公認会計士、社労士、行政書士と違い、独占業務を何も認められていないので、目指すだけ無駄ですし、そもそも経営者の立場から言えば、
で、君は中小企業診断士の立場から色々アドバイスしてくれるけど、
そもそも会社経営の経験はどれくらいあるの??
となります。
実務経験(会社経営経験)がない人の言うことは、なかなか聞いてもらえませんし、アドバイスに対する説得力もありません。
このあたりもまた書きたいと思います。
結論としては、
公務員からの転職活動に資格はあったほうがいいかと言えばないよりはマシ程度
というお話でした。