こんにちは！「ハミングソウルメッセンジャー」くみくみこと、川口久美子です。
2019/8/3 （NVC)「言っても無駄だ」とあきらめていないか？
８月３日。土曜日。
今月も残り、２８日。
大切に生きよう。
さて、昨日はNVCのオンライン実践対話クラス。
また、とても実践的で深い学びの場になりました。
リクエストの練習の中で出てきたこと。
例えば、会社で上司に何かを本当は言いたいけれど
「言ってもどうせわかってもらえない。
言っても無駄だ。」
そう、あきらめて何もしない、という選択をしている場合、
何が起こっているのか。
NVCでは、パワーオーバーとパワーアンダー、という考え方があります。
パワーオーバーというのは、
上司、つまりパワーを持つ人が、
会社でこう決まったから、しのごの言わず、従え。
と、部下の都合や事情など一切聞かずに、ルールを守らせること。
パワーによって、嫌がっている相手の気持ちを無視してやらせること。
それをすると、部下の気持ちは、どんどん上司から離れて
会社に対する気持ちも離れて
早くこんな仕事やめたい。
そうなるでしょう。
では、パワーアンダーとは何か？
上司から、やりたくない仕事を言われて、本当は嫌なのに、
断ったらクビになったら困るから、
怒られるのが怖いから、
など、恐れを理由に、
しぶしぶ仕事を受ける。何も自分の気持ちなど伝えない。
そうするとどうなるか。
いやいや仕事をやるわけですから、楽しくないし辛い。
そして「うちの上司は自分を大切にしてくれない。ひどい上司だ」
という相手に対するエネミーイメージが出来上がって
どんどん人間関係が悪くなります。
そして、自分に対するジャッカルな声も高くなっていきます。
「本当は嫌なのになぜ何も言わないで従うんだ。
お前はダメだ」
という声が強化され、どんどん、自己肯定感が下がり、
その場所からますます、身動きが取れなくなります。
ネガティブスパイラルにはまっていきます。
抜け出すにはどうすればいいと思いますか？
まずは、「自分のパワー」を取り戻す、必要があります。
どうしてその仕事が嫌なのか。
嫌な自分につながり、そこにしっかりまずは自己共感します。
そして、心に余裕ができたら、
そのルールを伝えなければいけない上司の気持ちやニーズを推測、
共感します。
そうすると、相手はただの「ひどい上司」ではなく
その人にはその人の、そのルールを伝えなければいけない理由が
見えてきます。
そして、自分の大切なニーズと、上司の大切なニーズと、
両方につながった位置から、
どんなリクエストが自分、または相手に出来るだろう？
と、自分に問います。
それを、相手に自己表現していくことで、
パワーオーバー、アンダーな世界から、
パワーウィズな世界へと、移っていけます。
つまり、
「言っても無駄だ」とあきらめているのは、
「自分にはパワーがない」と
自分に言い続けているということです。
その場にいることを選択しているのは、まず、
自分である、ということに気づく必要があります。
その場にいることが自分のニーズを満たさないのであれば、
自分の足で、別の場所に移ってください。
それが「自分のパワー」を使う、ということです。
あなたがいる世界は、どんな世界ですか？
パワーウィズな関係と共にいますか？
つくばの美味しいガレット屋さんにて
くみくみ
2019/8/3
＠暑いつくばから
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