夫が平日休みのため

夫と二人だけの昼食


友達がいないもの同士

毎週二人でお昼を食べる事になるのだが

夫は気を利かせて外に食べに誘ってくれる


勿論嬉しいのだが、毎週ランチしていては

贅沢ではと気を揉んでしまう


普段一人の時は

残り物を白米の上にぶっかける

人にはみせられない画だが

いちお栄養の事を考えており

野菜は数種類、肉や魚、豆など

タンパク質入りの

完全食だ。


前日の夕食や

子供の弁当作りの残り物で

いちお0円


夫と外食といっても一人1000円程の

麺や定食、ファストフードだか

外で食べれば二人だと2000円は免れない


夫の大好きな焼きそばの準備をして

たまには家で食べようと待ち構えていたら、

案の定、いつも通り

「今日は何食べにいく?」と聞かれ

「焼きそばの準備してあるよ。10分で作れるよ。」


すると夫の顔がくもり、

「それならあそこの焼きそば屋行こうよ」

と地元で人気の焼きそば屋を指定してきた。


「でも私の作った焼きそばなら二人で500円で

野菜も肉もたっぷりと入っているよ。

だってあそこ美味しいけど

麺だけで500円、野菜や肉を足したら

1人800円近くかかるじゃん。

それに家のより肉も野菜も大した事ないし。」


すると夫は

「だってあそこのソースの味が美味しいんだよ」


そう言われたらもう何も言えない。


「そっか、じゃあ行こう」


夫の好きな少し値段の高い太麺と

キャベツや肉、紅生姜や青のりは

冷蔵庫で出番を無くした



外食は美味しい。

そりぁあ当たり前だろ。

あそこの焼きそば屋は

何十年も焼きそばだけ365日作り続け、

人から銭をもらっているお店だ。


私も18年、365日3食作っているが、

焼きそばは一年に数える程だ。


それ以外に和食だって、イタリアンだって

中華だって、パンだって焼く時もあるし、

お菓子だって作る時もある。


一回しか作った事もないレシピまで数えたら

凄いレパートリーだ。


そんなレストランないだろう。


継ぎ足しのソースで何十年も勝負している

老舗の焼きそば屋と比べられたら困る


勿論美味しく作ろうと

100点を目指してはいるが、

健康のために野菜を入れたり、

炒める時の油を減らしたりと

健康面も気遣っている


そりゃあラードを使ってその一瞬を

美味しく食べてもらおうと

思っている焼きそば屋には負ける


お店で注文し、

悔しい気持ちで焼きそばを一口

やはりうまい

焼きそばの世界の100点満点だ


私だって100点は目指しているが

結果が70点でもいい


毎日3食70点のご飯を作り続ける事に

誇りを持っている


家庭のご飯は0点でも100点でもダメだ。

どちらでも飽きられてしまう

70点のご飯がいい