有償ボランティアよりも安い | 手話通訳者のブログ

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ブログ記事「韓国に抜かれそう」に、mikanさんからコメントをただいた。ありがとうございます。



たいし様

ありがとうございました。

500円⁉️
ずいぶん安いんですね。
有償ボランティアよりも安いんじゃないでしょうか?

その上に、資料を読んで勉強する時間も、移動時間も無給⁉️

それを全部入れたら、本当に就労支援B型作業所程度じゃないですか?




>500円⁉️
>ずいぶん安いんですね。
>有償ボランティアよりも安いんじゃないでしょうか?


そうです。
手話通訳そのものも、現状、「有償ボランティア」という位置づけなので・・・・


>その上に、資料を読んで勉強する時間も、移動時間も無給⁉️

資料読みなどの「準備時間」に対して支払をしている自治体もありますが、ごく少数の例外です。
移動時間に関しても、移動時間を含めた拘束時間に対して支払をしている自治体もありますが、これも同様にごく少数の例外です。


>それを全部入れたら、本当に就労支援B型作業所程度じゃないですか?

そうなんです。
場合によっては赤字になります。
例えば、ポンコツ市で一時間通訳を行うと、千円もらえます。
しかし、ポンコツ市は交通費を払ってくれません。
ポンコツ市までの交通費は片道800円かかります。往復で1,600円。
1,600円払って1,000円もらうので、600円の赤字になります。

これは、よくないです。
手話通訳者にとってよくないだけでなく、申請者(聴こえない人や聞こえにくい人達)にとってもよくない。
「たいしさん、遠くから来てもらって、すみません・・・」
と言われます。
こんな状況だから、申請者は遠慮して、できるだけ派遣制度を使わないようにします。

手話通訳者派遣制度の利用率は極めて低いのが現状です。
「派遣制度を利用したことがない」という当事者(聴こえない人や聞こえにくい人達)が大勢で、むしろ利用した経験のある人の方が少ないと思います。