昨日のブログ記事「県大会」の続き。
一郎君、着替えますよね？
「はい、車で、着替えさせます」
じゃ、出場者専用受付で待っていていいですか？
「お願いします」
出場者専用受付に行くと、小林氏が待っていてくれた。
小林さん、県大会も、聴こえない人が判るようなスタート合図はありませんよね？
「そうなんです。全国大会なら、ライトで選手にスタート合図できるんですが・・・」
一郎君とスタート合図について打ち合わせします。
「お願いします」
大会プログラムを入手することはできますか？
「すみません、今回の県大会は、プログラムはスタッフ用しかなくて、数もぎりぎりで・・・・」
あ、そうなんですね。わかりました。
すぐに、ろうママと一郎君が現れた。
俺は通訳に徹しているので、下記は小林氏とろうママの会話。
一郎君、スタートの合図のピストルの音、聞こえませんよね？
「はい、聴こえないと思います」
通訳さんに合図してもらってください。
「はい、一郎には、そのように話してあります」
競技開始時間が迫ってきて、ろうママは心配そうな様子で、客席へ。
一郎君と一緒に、出場選手受付場所へ。
女性のスタッフが来て、指示を出し始めた。
「１組の選手、集まってください」
一郎君に、「一郎君、何組？」と聞くと、「5組」と答えた。しっかりしてる。これなら大丈夫だ。
＜つづく＞
