ブログ記事「贅沢ですか?」に、mikanさんからコメントをただいた。ありがとうございます。
たいし様
もう一度読み返して思いました。雑談も仕事のうちなら、色々幅広く知っていないとダメですね。
ただ、私の場合、彼女の興味のある分野を知っておけば良いかもしれない、と思います。
オリバラには興味があるか?と聞いたら、以前にパラ陸上をやっていたので、パラリンピックはテレビ観戦したとの事。やっぱりパラリンピック見なければ。
>もう一度読み返して思いました。雑談も仕事のうちなら、色々幅広く知っていないとダメですね。
手話通訳者には雑談力が必要ですが、普通の雑談ではなく、通訳の精度を高めるための「雑談」です。
>ただ、私の場合、彼女の興味のある分野を知っておけば良いかもしれない、と思います。
さすがです!
手話通訳において最も大切にすべきことは、現実に通訳する相手のことをしっかり考えることです。
Aさんに対する通訳と、Bさんに対する通訳では準備することも予め学んでおくことも全く異なります。
手話通訳者研修は本当に馬鹿馬鹿しいと思います。
総論だから。試験勉強みたいなものです。
>オリバラには興味があるか?と聞いたら、以前にパラ陸上をやっていたので、パラリンピックはテレビ観戦したとの事。やっぱりパラリンピック見なければ。
同意見です。
この「手話通訳者のブログ」では、「手話通訳者指名は100%認めるべき」と主張していますが、ろう者が手話通訳者と親しくなると、通訳開始前の雑談が意味のあるものになってきます。
相手が何に興味があるかを知り、そこに共感することは、とても大切だと思います。
通訳者とろう者の間に親しみと信頼があると、通訳開始前の「雑談」が、通訳に生きてくるケースがあります。
例えば、皮膚科で治療を受けているろう者と、皮膚科の待合で「雑談」している時、相手のろう者が、
「最近、やたらと咽が渇くんだよ」
と話した、とします。
ろう者にとっては何気ない雑談かもしれないけど、手話通訳者にとっては意味のある「雑談」です。
この会話の中で、ろう者に、「今の話、医師に伝えてもいい?」と聞く。了解を得て、伝える。これが、重大な病気の早期発見につながるかもしれない。
実際、こういう場面で医師から糖尿病の専門医を紹介してもらって早期治療につながったケースもあります。