息子が保育園で5年間使ってきたお昼寝布団カバー。1歳になりたてで使いはじめた頃は、この上で何人もお昼寝できるんじゃないかと思うくらい大きく感じた。


寝るのが好きで、寝かしつけで悩んだことはあまりなかった息子(食べないことで悩んだことは多く、今でも課題)。仕事の休み時間には「今ごろぐっすり寝てるかな」なんて思ったりして。



毎週金曜日のお迎え時に交換して洗濯を重ねた5年間。大きくなってくると、カバーを付け替えているときにこの上ででんぐり返しをしたり、お友だちとピョンピョン飛び跳ねて遊んで怒られたりもしたね。


年長さんになると「今日もお昼寝をしていないので、早く眠くなるかもしれません」と先生からの連絡が増えた。昼寝時間はお布団の上で何を思って過ごしていたのかな。


「今日は〇〇くんの隣だった」とか、「〇〇ちゃんの隣だった」とか、楽しそうに話してくれたこともあったよね。


こんな風に母と息子の心をつなげてきてくれた布団カバー。年長さんの1月にお昼寝がなくなってから自宅の隅っこにポンと置かれたカバーがなんだか寂しくて、何かに使いたいななんて思っていた。


小学校に持っていく体操服入れとか、巾着とか、そういうのを作ろうかなと思うものの、あまり大層なものは作れない。とここに「給食のランチョンマット」という、不器用ママでも作れそうな絶妙なものを入学準備リストに発見。


ということで、ちょきちょきとカバーを切って、チクチク縫って作ってみた(ミシンもあるのだけど、出すのが面倒で使わないことにした。手縫いをする方が圧倒的に時間も手間もかかるのに、保育園のことを思い出しながら手縫いする時間もいいなと思って)。



じゃーん❗️同じ柄の色違いのカバーを週替わりで使っていたのを、バイカラーのランチョンマットに変身させたぜ。バイカラーと言っても、裏表で色が違うだけなのだけど(汗)。後は縁のところをステッチ縫いして完成。


そう言えば、このお布団カバーは育休中で実家に帰省した時に、息子のお昼寝の合間をぬって作ったことを思い出した。リビングに大きな布を広げて、母にミシンの使い方を教えてもらったりしながら。あれから5年。月日が過ぎるのも、息子の成長も本当に早い。


小学校に慣れるまでは、寂しかったり、不安な思いをすることがあるかもしれない。給食のときにこのランチョンマットを見て、家庭のことをふと思い出してくれたら嬉しいなぁ。学校で色んな挑戦をしておいで。安心してくつろげる家で帰りを待ってるからね。