仕事が忙しすぎる日々を送っている。ひとまず定時であがって息子を迎えに行き、その後自宅にて持ち帰りの仕事が待ちかまえている日には、息子の可愛い姿を思い出して癒されたい。


まずは1ネタ。ある日の朝ごはん中、息子が「ママ、なっとうのタネがおちた」と言ってきた。見ると太ももの上に納豆が一粒おちている。ぷるぷる。真面目に言う息子に笑いをこらえきれない。確かにタネっぽいよね。子どもの表現は面白くて可愛い。



これはまた別の日の朝のこと。息子にぷりぷりしてしまった。朝起きて、リビングに降りてきて1番にスマホを手に取り、着替えもせず、朝ごはんも自分で食べず「ママ手伝って」、トイレにも行かず、ただスマホで見るYouTubeに夢中のようで、もう家を出る時間が迫っていた。


この間にも、すでに小言をいくつか。しばらく経ってようやくひと通りのことを終え、さあ家を出ようという時にもまだのんびりしているので、ちょっとキレ気味に「ねぇ!」と言うと──


大きな声で、「よろしくおねがいします!」と言ってお辞儀をした息子。私は訳が分からず、まさにポカンという顔をしていたと思う。何かが間違ったのだと気づいたらしい息子は、「れい(礼)って言ったのかと思った」とハニカミ顔。


そして、私も何が起きたのか悟った。ついさっきまで怒っていたことも忘れて、二人で顔を見合わせてぷくくと笑ってしまった。


家では「よろしくお願いします」なんて言ったことがないのに、「礼」と言う言葉に反応して行動できる息子にびっくりしたのと同時に、保育園の教育に頭が下がる。


あ〜可愛かった。子どものこんな素直な姿、いつまでも覚えておきたいなぁ。覚えておかないから記録するのだ。