2024年を迎えて早々、能登半島地震、JAL機火災事故と、大変な事態になっている。どうか平和な日々が戻ってきますようにと願うばかりだ。


久しぶりにブログを開いたのは、日々の記録を残しておこうと思ったことと、子育てをしながらふと頭によぎる昔のことを、記憶の片隅に大切に置いておきたいなと思ったことが理由だ。


この年末年始は帰省をせず、のんびりと自宅近辺で過ごした。年末に近場で1泊ホテルステイをしたときに読んだ『さみしい夜にはペンを持て』という本に感化されたことも大きい。


もともと書くことは好きでブログを始めたのだけれど、多忙な日々になかなか続けられずにいた。毎日がただ過ぎていって、その中に小さな幸せがたくさんあって、この大事な日常をどう覚えておけばいいんだろうと考えることも多かった。


(ホテルの部屋から見た夜景🌉東京タワーとスカイツリーの両方が見えて、なかなか贅沢な眺めだった👀)


そんな中、ふとした時に思い出す昔の記憶。子どもと触れ合いながら、自分自身が子どもだった頃の親との思い出がふわっと脳裏をかすめ、「あぁ、私もこうやって育てられてきたのか」と心がじわっと温かくなるような、そんなことがある。


この先一度も思い出されず、忘れ去られていくものもきっと多いなか、戻ってきてくれた昔の記憶との縁を大事にしたくて、それを完全に忘れてしまいたくなくて、どこかに綴っておきたいと思っていた。


そして、大事な家族との今の日常を、そのまま切り取って宝箱にしまっておきたい人生の場面を、言葉にして現実として残しておきたい──そう願っていた最中、本屋でふと手に取ったのがこの本だった。そこには、こんなことが書いてあった。



自分の思いを書く。文章にする。このとき、泡のように不確かだった『ことばにならない思い』は、かたちを持った『考え』に変わる。

『さみしい夜にはペンを持て』古賀史健著



書くことは、考えることだと書いてあって、何度でも考えながら、時には消しゴムで消したり、書き直したりしながら言葉にしていく。その繰り返しで、自分のことを知っていくんだと。


書くことって、素敵な習慣だと思った。人生を終えるその瞬間まで、自分のことを知り続けたいと思った。だから、ここにまた言葉を残そうと思う。出来事だけではなく、それを通してどう思ったのかを──。


いつか仕事を終えて、人生の最終期に差しかかったときに、この日記を見返すのもまた面白いかもしれない。まずは、新年の抱負として。