うちの職場にゾウさんの絵が背中に大きく入ったTシャツがあります。
けっこうリアルなゾウさんなんですよ。
で、いつもは何とも思わないのですが、やさしい目をしてるんだな、動物園に着て行ったらおもしろいかも、上野動物園とか。
などと思ったら「かわいそうなぞう」という絵本のお話を思い出してしまいました。
今の子たちも学校で習うかなあ。
子供心に辛いお話でした。
可愛がっていたゾウさんに毒入りの餌を食べてもらわなければいけない辛さ。
毒とわかった上で飼育員さんの気持ちを汲んで食べるゾウさん。
売り場でちょっと涙が出てしまいました。
誰もいなくてよかった。
辛くて忘れようとしたのですが、辛いのはゾウさんだったのに思い出すのが辛いからわたしが逃げるなんて身勝手な話だなと思いました。
辛い思いをした上に存在をなかったことにされてしまった動物さんや人や思いは、どこにいったらよいのでしょう。
で、Tシャツのゾウさんに手を置いて、
あなたの存在を忘れないよ
幸せに暮らしていますように
などといろいろ話かけました。
同じ思いをすることがないように。