息子のコウマ@14歳染色体異常で自閉症
昨日の帰宅後、数学の方程式の問題を一問だけ解いた。
彼は独自のやり方に固執する方だから、考え方が合っていればウチではやり方には目をつぶる。
初めて解く問題なのにスラスラと書いた式が、あまりにも綺麗にまとまっているから驚いた。
あれ?
どうした?
一昨日と全く違うぞ。
「今日の数学、先輩と一緒だったんですよ。先輩がまず先生に教えてもらって解いて。それから、それに倣って僕も解かせてもらいました」
絵が上手な女子の先輩は、コウマの憧れだ
きっと先輩がスマートに解く姿を見て、こっちの方がカッコイイと路線変更をしたのだろう。
先生すごっ!先輩すごっ!
特別支援の中で、特に学習は個々ばらばらなのでともに学ぶ機会は少ない。
しかし本来答えにたどり着く道筋は子供それぞれに違うはずで、他の人のそれを見て知ること自体もまた学ぶことなのだ。
集団の中では、どんなことでもそれは起こりうるが、発達が近しかったり、興味が近しかったり。
そんな時、学びが色濃く鮮やかな瞬間がある。
たくさん影響を受けて帰ってきたらしい息子。
そんな出会いが、この先たくさんあるといいね。
まずは先生と先輩に感謝。