【考える会のメンバーのレポートです!】

今日は、県立高校適正化実施計画案が県議会文教くらし委員会で議決を強行された日として記憶に留めておきたい。

 午後1時から4時40分の閉会まで委員会の傍聴。その前に、各会派の議員団室を訪問して請願への賛成と計画案の議決に反対するように直前の要請行動を5人で行った。

委員会傍聴の20席では足りないということで40席になり、埋まった。報道各社の記者の席も埋まり、委員会の様子はネット中継もされた。論戦で私たちの声と願いを代弁して奮闘した共産党の宮本次郎県議の議席のかけがえのなさを実感。

結果、請願が賛成少数(共産党と公明党)で不採択。議決は自民奈良3、国民民主党1、創生奈良1の賛成、公明党1の退席(賛成・反対の意思表明を避ける)、共産党1と維新の会1(党議拘束しない個人の判断)が反対したが通ってしまった。

私の席の近くに座って傍聴していた平城高校生の保護者の女性は声をあげずに泣いていた。問題の当事者や県民を深く傷つける教育施策を強行する荒井県政への怒りが新たに。

奈良市議会の全会一致の意見書や斑鳩町議会の反対決議、宇陀市議会の決議も無視し、2万6千もの署名を蹴散らした文教くらし委員会の責任は、荒井知事や奈良県教育委員会とともに重い。

5月の学習会で京都府北部の高校再編に反対して足かけ4年たたかっている「考える会」の太田垣さんが、教育にかかわる私たちの運動に「勝ち」か「負け」はありませんと言われた言葉を噛みしめている。