こんにちは
先週とても悲しいニュースがありました。
私の大好きな「大橋純子さん」が
お亡くなりになられたとのこと…。
私は大橋純子さんの歌に救われてきたので、
大変悲しくショックを受けていました。
今日は救われた当時のことを思い出して、
大橋純子さんの歌と、この本を紹介します。
名曲:愛は時を超えて
名著:トランジション
トランジションって?
①人生の移行のこと
人生とは波のようなもので、
大小いくつもの転機を乗り越えるプロセスです。
移り変わり・遷移の過程を
トランジションと呼びます。
トランジションは大きく3ステップです。
1)まず何かが終わり、
2)過渡期を経て
3)新しい始まりを迎えます。
②過渡期
この中で、中間の過渡期こそが
もっとも苦しく、
混乱に苛まされる期間になります
③過渡期の3ステップ
過渡期も3ステップに分割できます。
1)外的離脱(物理的な離脱、思春期の家庭からの離脱など)
2)内的離脱(精神的な離脱、信念の破壊、親は絶対じゃなかった!など)
3)混乱苦悩(新しい信念・内的自己と繋がるまで苦しむ)
なぜこの歌が過渡期を乗り越えさせてくれたのか?
①彼とのお別れ
この歌を初めて聞いた10年前、
大好きだった彼との別れに躊躇していました。
本当に本当に大好きで、
毎日世界がキラキラして見えました。
でも違和感は次第に大きくなり…
別れたくないけど、
内心別れたいと思っている…
そんな状態でした
②水から火
実は、彼は健康状態が不安定で、
日々頭痛や困りごとを口にしていました。
当時の私の口癖は「大丈夫??💦」
相手の内部・内心に思いを馳せ、
大丈夫?とWETに過剰に同化する自分…
アリストテレス先生の叡智を
お借りすると、「水の分人」多めでした。
そんな時、母校で「愛は時を超えて」の合唱に出会い、
このフレーズを聞いて、衝撃が走りました。
星のまたたきほど はかない
命をもっと燃やしたいの
生まれて良かったと
今初めて いえるから
これを聞いて、私の内心はこう叫んでいました。
そう!私、「火」で生きたいの!
ちなみに、分人の話はこちら↓
③過渡期のプロセス
私は、彼と距離を置いて(外的離脱)、
この人がいないと生きてけないという
内心状態から離脱し(内的離脱)、
混乱苦悩のさなかにいました。
でも、この歌が、
「火」の自分で生きたい!
「水」の自分も私の一部に変わりないけど、ずっと「水」は私らしくないよ!
と、新しい内的自己との結合を
助けてくれました。
私にとってどんな歌か?
①時空が巻き戻る
だから、この歌を聞くと、
その当時の自分にタイムスリップします。
大劇場の中で、後輩の合唱を聞いて、
ボロボロ泣きながら、目が見開かれた自分に…。
②背中をそっと押してくれた
あの歌がなければ、別れを切り出せなかった、
そんな気がします。混乱苦悩は辛かったけど、
この歌に出会えたのだから、
意味も実りもある時期だった、
そう思わせてくれた曲です。
③ありがとうございました
こうやって、人生の先輩からの贈り物を
受取って、今の私は生きています。
この世にいらっしゃらない、
そのことがとても悲しいけれど、
心の中でずっと響く音楽です。
まとめ
トランジションを乗り越えさせてくれた
偉大な大橋純子さんに、
追悼の意を込めて。
本当にありがとうございました