選手権5回戦、第一試合
昭和秀英高等学校vs県立柏南高等学校
秀英は選手権1戦目、柏南は2戦目、
秀英のコンディションはどうか?
リーグ戦を観戦した時は、
10番を中心に見事なパスサッカーをしていた秀英、
今日はどうか?
対する柏南はリーグ戦では
私の知る限りではあまり調子が上がっていない。
元来、力のあるチームなのだが・・。
前半キックオフ!
共に4-4-2のフォーメーション。
柏南はサイドチェンジを多用し
ギャップを上手く見つけようとする
ダイナミックなサッカー、
サイドを変えてできたスペースを有効に攻撃する
正確なキックと早いパス回しが必要です!
秀英は細かいパス回しから
10番をパサーとしてゲームを作っていく。
どちらかといえば
ポゼッションは柏南が有利、
出来は悪くなさそうです。
しかし、
先取点は秀英が奪う!
10分:秀英先制点!
左サイドから上がったアーリークロスを17番が合わせてゴール!
早い攻撃からのシュートでキーパーがうまく反応できなかったようで
弾いたように見えたがボールはゴールに吸い込まれた。
アーリークロスが効いたようです!!
このゴールで秀英の両サイドが活性化する。
それでも大きな展開から何度もチャンスを作る柏南
右サイドから再三決定的な場面を作り出します。
特に20番はとてもよく動き、惜しいシュートを放っている。
秀英は気をつけたい選手です。
ラストパスでも大きく異なった攻撃を仕掛けている両チーム、
秀英は早いクロスでトップを飛び込ませる。
柏南は切り込んでからのクロス。
また、中盤では秀英は細かいパス回しからの展開が多く
柏南は個人で打開するドリブルが目立つ。
対照的な技術の高い両チームの戦いは
見応えがある。
前半最後、
柏南、10番が左からのアーリークロスに合わせるが
GKに当ててしまいゴールはならなかった。
前半終了、
秀英1-0柏南
後半開始
7分:柏南の見事なビルドアップ
得点こそならなかったが、DFで左から右へ早いサイドチェンジ。
右サイドバック13番がしかけるとてもいい攻撃。
大きく早くサイドを替えれば秀英もさすがに
スライドやカバーが遅れる。
右サイドはとてもいい印象を受ける。
18分:13番が3番と交代、とてもいい攻撃をしかけていたサイドが
交代したので興味がある。
22分:柏南ペースで進んでいたが、
ほんの一瞬の隙から14番、17番とつないでヘディングシュート、
ボールは惜しくもGK正面。
右サイド変わった3番は13番と同等かそれ以上の
動きを見せてくれている。
27分には柏南18番が右サイドからファーポストまで上がったボールを
シュートするも惜しくも右に外してしまう。
32分にも右SB3番が自ら持ち込みシュートまで持って行った!
見事なドリブルです。
それでもサッカーというのはいくら押していても
点が入らなければ結果負けてしまう事がある。
正に、柏南はそのパターンかと思い始めた。
しかし、
アディッショナルタイムも2分が経過した頃、
柏南同点ゴール!!
右右と意識がいっていたが、
左から入ったボールを再三のチャンスを逃していた
20番が会心のゴールを決めた!!
そしてタイムアップ
延長前半
柏南は攻め込むペースは変わらない、
秀英は柏南の猛攻に身体が反応しない。
そして
7分:柏南勝ち越しゴール!!
左サイド相手陣地半分くらいから12番がセンタリング
ハイボールはファーポストまで伸び競り合う格好になったが
ここで秀英DFが後ろから相手を押してしまい
PKを与えてしまう。
このチャンスを4番が冷静に決めて柏南逆転。
延長後半
アディッショナルタイム。
誰もが柏南が勝利かと思われた時、
スローインからクリアできずにファーポストまで流れたボール、
中へ折り返してスクランブルから執念の同点ゴールが生まれた。
ここでタイムアップ!
PK戦突入!
秀英 | ○ | × | ○ | ○ | × |
柏南 | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
昭和秀英1-1柏南
EX1-1
PK3-4
という結果になりました。
柏南は終始ゲームを支配していました。
特に右サイドと20番はとてもよかったと思います
次も頑張ってください!!
惜しくも敗れた秀英。
決定機も何度かありましたが細かいパス回しからの
展開はとても魅力的でした。
少し、力を出し切れなかった感じもしますが、
リーグ戦も含めてとてもいいチームだったと思います。
1,2年生は今後も見事なパス回しを見せてください!
3年生は本当に残念でした。
しかし、最後まで諦めない気持ちでもぎ取った1点は
みなさんが卒業してからも皆さんの中で度々話題になると思います。
その時まで元気に生活してください!!
お疲れ様でした!!