24日、千葉南高校グランドで行われた
選手権1次トーナメント4回戦 第2試合
県立東金高等学校ｖｓ拓殖大学紅陵高等学校
互角の立ち上がり、
戦術もシンプルにDFの裏へ蹴り込むカウンター型で
がっぷり四つに組んだ戦いが続きます。
高さでは紅陵、下でのボールコントロールは
東金がやや優勢のようだ。
9分には東金DFラインから前線めがけて蹴ったボールを
7番が抜け出したが少し長かった。
10分過ぎから東金ペースでゲームが進む。
東金が中盤でパスを回し始めた。
20分：東金、右サイドに出たパス、一度跳ね返され次は左に展開、
10番がクロスを上げ8番がシュートを打つが枠を外れる。
中盤で紅陵のプレスは無く、東金が自由にボールを回しているが、
紅陵はカウンターの布石でもありそう。東金はその辺を注意したい。
24分：東金は10番から右へパスが出る。
5番がダイレクトでセンタリング、ルーズボールが東金7番の頭上に上がり、
ヘディングシュートするも紅陵4番が身体に当て枠から外れる。
東金が完全にゲームを掌握している。
36分：東金先制ゴール！
左サイドで10番と18番のパス回しから18番がセンタリング
中に走り込んだ9番がフリーで押し込みゴールを奪った。
そのまま終了、
後半、紅陵がどう点を取りに行くか？
カウンター狙いで行くのか、出るのか？興味深い。
後半開始！
立ち上がりも紅陵は同じ戦術のようです。
3分：紅陵ゴールキックを前線へ放り込み、起点を作り、
落としてセンタリング、ヘディングは外れたが、
ハイボールに強さがある紅陵は高さで勝負したい。
5分：拓大紅陵ゴール！
中盤から裏へ出たボール、
オフサイドギリギリで抜け出した11番、
キーパーをかわしたところで倒されP`Kを得る。
4番が落ち着いて右上に決めて同点とする！
流石にカウンターは鋭い！
ここから一進一退の攻防となる。
11分：東金、右CKからフリーで11番がヘディング、
GK正面で紅陵は助かった。
暑さもピークを迎え、故障する選手も出てき始める。
その後も東金がポゼッションを高め、
紅陵ゴールまで迫るが得点を奪えず、
ついに第1試合に続いての延長戦に入る。
延長前半
紅陵、攻め込まれながらも際どいところで
なんとか跳ね返す。
しかし、
9分：東金が勝ち越しゴールを決める！
紅陵GKパントキックからこぼれ球を2番が奪い
6番、12番と繋ぎ、紅陵DFラインの裏へ、
2枚のCBの間を抜け出した11番が
冷静にGKの頭越しにループシュートを決める！！
延長後半
なんとか同点に追いつこうと
出てくるところを東金のカウンターが何度となく
しかけられるが最後まで諦めない紅陵は跳ね返し続ける！
最後の最後のCKも3番のシュートは枠に行きながらも
東金のゴール前の壁に弾き返され得点はならなかった。
流れの中で東金のDFを崩すことが出来なかった紅陵、
紅陵の夏は終わった。
東金高校2－1拓大紅陵高校
延長まで戦った激戦でした。
勝った東金はテクニックもあり
パス回しもカウンターも鋭い。
次は強豪の敬愛学園です。
ガンバってください！！
負けてしまった拓大紅陵、
負傷退場してしまった10番、
出場も難しい怪我を押して出たのでしょう。
ピッチサイドで1人泣いている姿が印象的でした。
最後までピッチに立っていたかった・・・。
仲間に申し訳ない・・・。
厳しい練習の日々・・・。
そんな事が思い出されたのではないでしょうか？
拓大紅陵の何人かは仲間に支えられて
グランドを後にした選手が何人もいた。
泣いているのではなく、痛んで自力で歩けない。
そこまで頑張った拓大紅陵に拍手を送りたい。
これからも皆さんには厳しい試練があると思います、
苦しさを忘れずに乗り切ってください！！