試合終了!


4-3で阪神が勝利。ソフトバンクファンとしては残念でしたが、投手戦からの逆転。

まさに野球の神髄を見た気がしました。


さて、注目の藤浪ですが。初回からド肝を抜かされました。

とくに二死を取った後の内川への5球目。アウトローへの完璧なストレート。

内川に打てないなら誰にも打てません。


一方、2回は無死から松田、長谷川に連打を浴びピンチ。

しかし、ここからが他のピッチャーとは違いました。

長打のあるラヘアに対し、追い込んでから渾身のストレートで空振り三振。普通なら変化球でいくところをストレートでいったのは自分に自信があるからでしょう。

かと思いきや続く柳田には全球スライダー。1球も合わせることができず三振。

最後は今宮を追い込みボール球の変化球で三振。

これが高卒ルーキーか、目を疑いました。


その後はランナーを出しながらも無失点。5回に中村にタイムリーを浴び、6回にはラヘアに適時二塁打を打たれ103球でマウンドを降りましたが、逆転に繋がる見事なピッチングでした。


ただ、もちろん課題はあります。

まず、103球という球数。

これは減らせるはずです。最初の記事でも書きましたが、やはり大きく外れる球があります。

変化球もたまに思うようにいっていませんでした。

ですが、解説の柴原氏が言っていたように、「ストライクゾーンの中で荒れている」んです。

だから四球連発ということにはなりません。それが凄いところなんです。

この課題を克服したときどんなピッチャーになるかと考えると恐れ多いです。


そしてやっぱりメンタルの強さですね。ピンチでのあの立ち振る舞い。あれは甲子園という大舞台を経験したからこそでしょう。


一方のパディーヤも6回までは非の打ちどころのないピッチングでした。

ですが、7回に連打され、精神的に崩れてしまった。

だから、あれだけ左打者を徹底して抑えていたのに、大事なところで今成、桧山、柴田と左打者に打たれた。メジャー108勝とはいえ強い気持ちがなければ抑えられません。


ということで、藤浪のこれからの成長が楽しみです。

下馬評を覆し首位を独走するロッテ。当初このチームは、セカンド井口、ショート根元、サード今江、ファーストをどうするか、という状況で、今季もファーストにはホワイトセル、福浦、大松、細谷などを起用してきたが定まらず。また、39歳の井口、守備がうまいとは言えない根元の二遊間はどこかぎこちなかったんです。


その状況を救ったのが、2年目の鈴木大地です。昨年62試合に出場し大器の片鱗を見せた鈴木は、春先は不振だった今江に代わりサードで起用されました。ここで結果を残し、今江が復調、ホワイトセルが離脱すると、ファースト井口、セカンド根元、サード今江、ショート鈴木の内野フォーメーションが完成したのです。このシフトはすごく大きい。実際、守備の負担が少なくなった井口はここまで.316、10本塁打、31打点と本来のバッティングをとりもどしています。


さて、本題の鈴木ですが、ここまで.312(リーグ9位)、2本塁打で、三塁打5本はリーグトップと、まさにブレーク中。


では、鈴木のどこが凄いのか。

彼は身長175cm、体重79kgと小柄な選手です。小柄なのは基本的に不利ですが、彼はそれを逆に生かしています。ずばり、彼の凄いところは、「心理戦」に持ち込むところです。


体が小さいから、力勝負では負ける。だから心理戦で勝つんです。

具体的には「追い込まれてからのバッティング」の工夫です。

鈴木は、追い込まれてからフォームを変えます。これは私の推測ですが、左投手又は速球派右腕と対戦する時はノンステップ(右足を上げない)、変化球主体の右腕と対戦する時は右足を上げています。

投手の心理としては、追い込めばあとは決め球で打ち取る、そんな気持ちの余裕ができます。

しかし、そこでフォームを変えて対応され、ファールにされると、投手としては嫌。

粘って粘って、ようやく来た甘い球を痛打する。それが鈴木の「心理戦」での勝利です。


そしてもう一つ注目すべきは、失策0というところ。

下半身がしっかりしていて、無駄な動きがありません。

根元以上の守備能力を持っています。

守備もうまければ内野手として長くやれるでしょう。


それから、ノンステップの際のフォームは同僚の角中勝也に似ています。

バッターボックスのかなり内側でかまえます。昨年の首位打者をまねる姿勢も彼のひたむきさをしめしています。


この「野球脳」と「真面目さ」。これを忘れず、更にいい選手になってほしいです。



野球の神髄



プロ野球について語っていきます。


今日は阪神のゴールデンルーキー・藤浪晋太郎が5勝目をかけ2試合連続二桁得点と好調なソフトバンク打線と対決します。


プロに入ってからの藤浪のピッチングはしかっり見たことがないので、注目したいところです。

高校時代はたまに大きく逸れる球があり、「あれを省けばもっとリズム良くなるのに・・」とも思いましたが、そのあたりの課題は改善されているのか、そしてなにより渾身のストレートをこの目で確かめたいです。


そして、二刀流に挑戦しているライバル・大谷翔平との違い、ここにも注目していきたいです。


対するホークス打線はどの選手も好調。そう簡単に抑えられる相手ではないでしょう。


野球の神髄