既にご存知の方も多数おられると思うが、Jazz好きなら知っている2つの雑誌が廃刊になります。

確かに、自分自身両雑誌を買わなくなって久しいなとも思いました。
役目が終わったのか?Jazzは商売にならないのか?

思えば、マイルスが死んだとき今後のJazzはどうなるのだ?誰が牽引してゆくのか?
盛んに議論された事を覚えている。
マイルス亡き後の後継者候補は沢山いたがマイルスまで至らなかったのか?それとも時代か?

正当派Jazzの象徴であったSwingJournalは時代の流れとともに去る運命だったんだろうな。
フュージョン、ブラックミュージックシーンの象徴だったADLIBは生き残れそうな面も有ったけど今のアメリカブラックミュージックのつまらなさ(個人的所感)が廃刊の原因か?
ADLIBに至っては、最終刊がジャコの特集となっていたには笑えたけど、松下さん永遠なりなのか?

残るはJazz Lifeだけだ。一度休刊した後で復活したあと頑張っているからこれからも続けてほしいものです。

時代が変わって音楽も変わって使い捨ての音楽が溢れて文化が無くなって行く気がするのは自分が歳を取り過ぎたからか?

暗い話しばかりもしていられないので今後について考えてみよう。
間もなく日本でもi-Padが発売になります。(私は予約してますよ!)
電子出版の面白いところは活字と写真だけじゃないと言う事でしょう。

JazzLifeに掲載されているコピイ譜とか、レッスン用の譜面がタッチ一つで音が流れ出したり。新譜のレビューでお勧めの一曲が流れたり。ライブレビューが映像で流れたり。単純に考えただけでもこんな夢が広がる。
出版業界の方には面白いアイディアを様々出してもらって前に進んでほしい。
活字離れ、音楽離れと言うのは印刷を前提にした数の減少であり、全メディアを前提にすれば決して顧客は減っていないはずである。
むしろ、メジャーなものだけじゃなく。マイナーなニーズにしっかりと答えられるインフラ構築が進んで行く訳で、Jazzにのめり込みたいユーザーには良き機会だと思っている。
出版社や音楽業界が売れるものだけじゃなく良いものを探し続ければきっと明るい未来になるはずだ。

新譜レビューでSwingJournalが行っていた愚行。
特定のアーティストがアルバムを出せば内容は関係なく最高ランクの評価を付けるような事をせずしっかりした耳と目で評価出来ればJazz会の復活とSwing Journalの復活も無いはなしではない。

ADLIB,Swingjournal,両誌の復活を心から期待する。