午後1時、FCゼルビア営業担当大友氏が来社してくれた。
本来の目的である今年度のスポンサー契約書と請求書を忘れるという可愛らしさを携えて。

シンポジウムに向けての資料としてゼルビア紹介パンフなどなど。
他にJリーグ100年構想の資料、ヴァンファーレ甲府「海野」氏の記事など用意してくれた。
本当にありがとう。
大友氏はゼルビアと町田市、町田市民、商工業者、そしてサポーターの関わりについて彼は熱心に語ってくれました。
彼と話しているとゼルビアが以下に地域密着を目指しているのかがよくわかる。
彼が営業担当になってから正直私もゼルビアを見る目が変わって来ました。
今後とも頑張って下さい。

さて、その後すぐ商工会議所で「法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科 松本研究室 スポーツマネジメント研究会」の方々がまとめられた「FC町田ゼルビアのJリーグ昇格時の経済効果について」という研究発表を、法政大学准教授の松本さんから聞く事が出来ました。
私と商工会議所専務理事とがはなしを聞きました。

松本さんはイタリアに4年在住の経験があり、そのときサッカーにハマったこと。
このゼルビアの研究は、町田市出身の生徒が大のゼルビアファンでその人が発案して始めた事など。
本題から外れつつ戻しつつ話す事が出来ました。
資料は既に公に発表されているものでして。
J2参入直後は年間9.2億円、J2定着後は13.3億円、J1昇格時には26.8億円の経済効果が見込まれるとの事でした。
この試算ですが、お話をうかがったところでは非常にシビアに。ともすればちょっと少ないんじゃない?と言いたくなるような控えめの試算である事がわかりました。
J2昇格時の9.2億円は観客消費として6.7億円、試合運営として1.7億円、その他として0.4億円との試算です。
試合運営費とはゼルビアが運営のため消費する金額(選手年某は除外)です。
その他はスタジアムに来場しない人の普段のグッズ購入や県外観戦ツアーで町田市に落ちるお金などです。
そして商業者が一番知りたいのが観客消費でして、観客が町田に来て野津田での消費、試合後の消費、交通費が主な消費となります。
商業者はこの試合後の飲食、グッズがどれだけ効果あるのかに注目する事となりますが比率から計算すると私の概算で2億円くらいです。
ただ、この計算ですが試合後の飲食で一人1500円試算ですので少々少ないのかな?という気がします。
個人的感想としてはもっとイクんじゃない?と思います。
年間2億円の消費活動であれば今の町田市では規模感が小さすぎると思います。
直接的な消費以外にJ-COM加入かと、波及してもっと経済効果はある気がしますね。
ゼルビアに便乗してそれぞれの商店主が工夫を凝らした商品開発をすれば、酒屋、菓子屋、等の販売系の売り上げは上がると思う。
また、試合後の観客や町中での観戦客を取り込む飲食店がもっと売り上げをあげる事は可能だと思う。
本当にかなり控えめな試算であると判断しました。
試算はあくまでも試合を見に来る観戦者数を基本に試算されています。
試合が無い日の試算はグッズ販売に限られた試算ですからもっと消費はあるのではないかというのが私の意見です。
町田で商売をする起業家がゼルビアというツールをどう使うか、考えてもらいたいですね。
もちろん、消費だけを目当てにしたのでは先が見えているのでそれだけでは無い、地元意識をサポーターと共有して頑張ってもらいたいものです。

はなしの中で出て来たのですが、サポーターの皆さんは試合観戦後町田駅側の某有名チェーン店居酒屋で盛り上がっているそうです。
残念なのが彼らを引き込めない地元商人ですね。
地元でサッカー見たら地元の店で飲んでよ!と行きたいところですがそうではない現実があるのでしょうね。
試合後のサポーターに来てもらえる店が町田発であればいいなと思いました。

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