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北欧好きのシンプルライフ
~大好きなお家~
元片付けられなかった女
こうき光子と申します
子供2人と旦那の4人家族
収入は子育て共働き世帯平均以下
ゆるパート主婦です
片付けられず物に囲まれた過去を払拭し
すっきり暮らしに近付きたいです
マリメッコ・ARABIA大好き
マリメッコ・ARABIA大好き
無理しない・縛られない・適度に精一杯
をモットーに
生活の工夫・片付けられなかった過去
お気に入りの北欧雑貨・インテリア
お金や節約のことなど書いています
楽天お買い物マラソン中✨
母から電話がかかってきました
「光子聞いて✨
お母さん、やっとルイヴィトンのボストンバッグ手放せたよ」
時は遡り数十年前
母が、きょうだいからプレゼントされた
大きな大きなルイヴィトンのモノグラムボストンバッグ
旅行で何回か使ったものの
母も歳をとって
モノグラムのボストンバッグは重くなり使い勝手が悪くなりました
そしてルイヴィトンは管理をちゃんとせずに置いていると
革がどんどん劣化していきます
欲しいか聞かれていたのですが
特に欲しくなかったので
「売ったらイイんじゃない?」
と話が出たまま
なんだかんだで放置されていました
そんな矢先
突然、母の家に、
訪問買取業者が来たそうです
「靴だけ買い取ります。玄関でいいです」
と言われて
革靴を3足売ったそうです
そしたら
「他にまだ要らないものはありませんか」
と聞かれて
LVのボストンバッグを
見積もってもらったそう
20000円で買い取ってくれるとのことだったので
その場の判断で売ったようでした
私的にも
20000円で手放せたなら、良かった(*^^*)
と思いました
しかし、その後の話で
私はこの歳にして
久しぶりにかなり泣いてしまうことになりました
あれは、まだ私が10歳にもならない頃
小学校2.3年生くらいでしょうか・・・
昔から物を買ってもらえない環境にいた私は
おもちゃのアクセサリーとも無縁でした
なので、よくお母さんの宝石の指輪で遊んでいたのです
デザインは、今思えば古臭い?ですが
シンプルな指輪に
大きな宝石がついているものが6本
私は興味津々で
母に「これは何の石??」
とワクワクしながら聞いていました
覚えているのは
オパール・ガーネット・珊瑚・ブラックオニキス・サファイヤ
そして金でできた細いもの
あと、綺麗なクリアブルーの石もありましたが名前は忘れました
その中の一つのクリアブルーの石のは
父が中国に行ったときに買ってきてくれたとも言っていました
金色の細いものは私と母が
サティに行った時の露店で売っていたものでした
当時、金は今ほど高くなくて
1g1000円しないくらいだったので
2グラムの18金のシンプルな指輪を買っているところをよく覚えています
こんな感じでした⬇︎
当時まだ小さかった私は
母が嬉しそうに、細い指輪をはめている姿がとても印象的でした
普段、本当に自分のためにお金を使わなかった母が
露天の前で、迷わずに買っていたからです
値段は2000円くらいで安く
石もついていないのに
母がニコニコと指輪をはめていました
その情景はあの頃の私にはとても不思議でした
石のついていない
細い金の指輪で、そんなに嬉しいの?
その情景は、とても輝いていて
そしてなぜか切なくもあり
35歳になっても覚えているもんですね
私が母の指輪を指にはめたりして遊んでいた時
ある日、ふと横から母が
「その指輪は、全部
お母さんが居なくなったら
光子にあげるからね!」
と言ってくれました
母が身につけていた思い出のもの。
いつか、母がもし居なくなったら
私のものになるんだな・・・
少し悲しい気持ちになりながらも
きっと大切に集めたであろう宝石だから
間違いなく私はこれらのものを
大切にしていきたい
そう思っていたものでした
地金はなんでもいい
宝石だってなんでもいい
ガラス玉でも、その辺の石でも
ただ、母が喜んで使ってきたものならば
なんでも、宝物になりますから・・・
でも、母は電話口でこう続けました
「それでね、母の宝石がついた指輪もあったやろ?
あれも買い取ってもらった!」
靴と鞄を見積もった後
「なんでもいいから貴金属はないか?」
と言われたそうです
今、金が高騰しているから
どんなものでも金なら買い取ります、と、、、
その言葉を聞いて
あの頃の指輪を触って遊んだ記憶
憧れの気持ち
切ない気持ち
母との約束
その時が来る未来
露店での一場面
一気に押し寄せてきて
なんで

お母さん
それ売ったの?
私との約束じゃなかった?
私はそれを
お母さんの形見として貰うつもりでいたよぉ

と
責めてしまいました
母は続けました
「でも、もう古臭いし。。
今なら金が高くなってて
思ったよりいい値段になったよ?
お母さんも踏ん切りがついたからいいでしょ?
光子にはダイヤモンドやプラチナの本当にいい物を残してあるから」
その母が言っているダイヤモンドやプラチナのものは心当たりがありましたが
思い出がありませんでした
プラチナやダイヤより
私は母が手放した指輪の方が
大切でした
「その指輪たちは、取り返せない?」
と聞くと
「もう、母の中でケジメを付けたから・・・
それは勘弁して。
光子がそこまで嫌がるとは思わなかったの」
と申し訳なさそうに謝ってきました
きっと母の中で踏ん切りがあったのでしょう
もっとちゃんと母に言っておくべきでした
これは手放して欲しくないとか
これは置いておいて欲しいとか
そんな学びにもなった出来事でした
私ってものへの執着が凄いんだなって
情けなくもなりました
せっかく、ものを手放すのが難しかった母が
自分の意思で前に進んでいるんだから
褒めてあげたかった
本当なら笑顔で
「お母さん、ちゃんと手放せてよかったね!」
「イイ値段で売れて、よかったやん!」
「スッキリしたね!えらい!」
と言いたかったです

それが言えないなら
小さい頃の口約束だけではなく
ちゃんと伝えておくべきでした
せめて写真にでも残しておけばよかった。。。
この記事とよく似たような
凄く凄く辛い気持ちになって⬇︎
イイ大人が
親に泣きながら怒るなんて
みっともなくて💧
ごめんね、お母さん
なので、もうこれで終わり
これからまた母との思い出のものを作ればいいし
モノに拘らなくてもイイ
私こそ前向きにならなきゃなと思いました
聞いてくださってありがとうございます
ぜひ皆さんも
この話に心当たりがあれば
家族とモノについて、話し合うことをお勧めしたいです
あと、我が家の場合
ほんと、これに近いです⬇︎
母にはまた
これから身につけてもらえるピアスとか一緒に買いに行きたいな
オパールは私も母も大好きな宝石
綺麗だなぁ(*≧∀≦*)
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