今まで感じることのなかった世界 | 大好きなお家でシンプルライフ

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◎大好きなお家でシンプルライフ◎

 

元片付けられない女*光子です

 
マイホーム建築をきっかけに捨てまくり
不要物を処分・整理整頓・収納を整え
気持ちや思考もシンプルにしたい
4人家族の非常勤ワーママです→自己紹介
 
家づくりサイトも運営しています
 
 



昨日、自分の歯の治療で予約をしていた
(予約したのは2週間前)


緊急事態宣言が出されて
行くか迷ったが、虫歯の放置が恐ろしいことを身をもって知っていたので
キャンセルせずにいた



少し前、娘の奥歯に虫歯らしき濁りを発見した
虫歯が進行したら怖いので不要不急の外出ではないと判断し
娘を連れて歯科医院へ行った


朝イチ予約だったので、街は静かだった


医院に着くと、医療機器薬品の配送業者さんが丁度出るところだったようで
「お先にどうぞ。ゆっくりで大丈夫ですよ」
ソーシャルディスタンスを守りながら
私たち親子が玄関で靴を脱いでいる姿を見守って待ってくれた


「ありがとうございました!」
とお礼を言うと
「こちらこそ、ありがとうございます」
という返事をいただき驚いた


私何もしてないけど
そんな声掛けが自然とできる人なのだろう
この大変な時期に仕事をしながらその言葉が出てくるその人を一瞬で尊敬の気持ちになった





先日の記事にもあったように、社会を回してくれている一員の人の気遣いに胸がグッと熱くなりつつ

受付に保険証を渡した




「おはようございます。お待ちしていました。大変お手間をかけますが、手を洗って、これでうがいをしてください。そのあと消毒をして、検温の協力をお願いいたします。」

マスクで口元は見えないが目が優しく微笑んでいる





私たちの症状などをカルテに記入し
うがい薬にコンクールを注いでくれた
「お手間で申し訳ありませんでした。〇〇ちゃん、協力してくれてありがとうね」

私の娘にも優しく声をかけてくれた



娘は嬉しそうに恥ずかしそうに「ありがとう」と返して少し緊張が和らいだ様子


娘は結局、多少の歯の欠けはあるものの、乳歯は柔らかいのでよくあるらしく
全体的に虫歯がなかった
気になる部分をスケーリングしてもらった結果

「大丈夫だよ!」
と先生に言ってもらいホッとした


娘はママの虫歯の苦労を見ているから、
絶対に虫歯にはなりたくないからと、毎日歯磨きを頑張っていたので安心していた


そして、私の番になった
娘は少し離れたところに椅子を置いてもらい
持参したマスクをつけて待たせて貰った

「えらいね。」

「がんばったね」

「学校行けなくて寂しいね」

など、歯科助手さんが離れた場所から小さな声で娘に時々声をかけてくれた



歯の全体レントゲンを撮った
「(放射線カバーのベストが)重たくてごめんなさいね。すぐに終わります。段差があるので気をつけてくださいね。」

優しい言葉と配慮の上で
私はグルリと回るレントゲンを撮ってもらい
口腔内の状態を診断してもらう


先生が表面麻酔の後電動麻酔をし
根の感染部位を削ってくれた

洗浄をして消毒を繰り返し、薬を詰めて蓋をしている感じだった


その機材や薬品の一つ一つに
誰かの労働力が関わっているんだなぁ


こんなこと思ったのは、初めてだった



「感染部位は取り除いて抗生剤を入れました。腫れや痛みがなければ、そのまま3週間ほど過ごしても大丈夫です。なので、外出自粛時期以降で大丈夫ですよ。もし痛みが出たら、いつでも空いているから連絡してくださいね。」

先生がそう言った



いつでも、歯のことで悩む人のために
痛みがあって辛い人のために

1番感染リスクが高いであろう口腔内の治療に従事してくださってるのだ


「いつでも来てね」

その言葉に、どれほどの人の労力があることか・・・
そして、どれほど助けられるか・・・

受付で胸がまた熱くなって
少し涙が滲んで鼻水が出てしまった



会計を済ませた

「お気を付けてください。お大事に。〇〇ちゃん、さようなら」

受付で、笑顔を向けてくれたあの人だって
きっといろんな葛藤の中働いてくれているんだろう
心配がないわけない
特にうちの地域は感染者数が多いのだから









1時間経過した朝の世界は
見違えるほど人が増えていた


その中でも目立ったのが
郵便配達のバイクや運送トラックだった

サイレンが鳴っていない救急車とすれ違い
消防署の前も通るので消防士さんも何人か見た

帰り道のスーパーに足を運ぶと
お惣菜売り場や手作りパンのコーナーに
沢山のスタッフがいた



レジの人はゴム手袋をはめてマスクをし
買い物の量が少ない人の商品をその場で袋詰めしてくれていた
 

お魚屋さんには行列ができていた

外出自粛用に、安いお弁当を提供してくれているようだった




食品の配送をしてくれる人がいて

品出ししている人がいて

店内お惣菜やパンを作る人がいて

バーコードを読み取ってシールを貼る人がいて

レジを打ってくれる人がいた






歯医者さんですれ違った業者さん、

受付のお姉さん、

歯科医師、

歯科助手、

歯科衛生士、

働く車の方

消防署

スーパーのスタッフの皆


ほんの数時間の間に沢山の人の労働に触れて

そのすべての人が、いつでも自分の生活を支えてくれている


新型コロナ騒ぎにならなければ

絶対に感じなかったこの感情


こんなにも胸が熱くなったのは初めてで・・・






コロナは憎いし

絶対に嫌だけれど




この感情はずっと忘れたくないと思った



 

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