2021年緊急事態宣言中です。

 

介護施設の面会が禁止されてからどれくらいになるのか、

やけに長く感じますが既に立春。

春の兆しが感じられます。

どんな春が訪れるのでしょうか?

オリンピックは、、、、、?

 

コロナ以前

一緒に出かけていた眼科や皮膚科も施設の提携病院で薬を用意してくださることとなり、週1回のLINE面会のみが母との交流という生活が続いています。

病院に行くのも気分転換になっていたので寂しい所です。

 

差入れも

「緊急事態宣言なので、

不要不急の外出は避けるために、、

ついでの時だけにして下さいね、、、」

ということで今は最小限に控えています。

会えない中、母の好きそうな食べ物を見つけることが私の励みにもなっていたのでこれも寂しい所です。

 

年明け早々に母の誕生日がありました。

我が家は母、私、甥っ子と誕生日が近いため、ここ数年は施設で合同誕生会を開いてきました。

例年ですと誕生日をどのように祝うか1ヶ月程前から母の希望を聞き、施設の担当者さんと相談して普段とは違う「特別」を用意してきたのですが、、、

 

今年の誕生日の「特別」はガラス越しの面会でした。

当日

「お刺身が食べたい」というリクエストで

マグロのすき身を、

誕生日のロウソクを消すというイベントも出来ないので

抹茶プリンを、

誕生日プレゼントとして

名前を刺繍した今治タオルの膝掛けを、

https://item.rakuten.co.jp/cyberl2010/0725-0284-0103/?s-id=ph_pc_itemname

 

ガラス越しの母にLINEで話しかけながら施設担当者さんに渡しました。

以上は子供(私達)からの出費です。

で、

2021年初対面、

次はいつ会えるかわからないので、

「お婆ちゃんからね!」

と念を押し、ガラスの前で孫にお年玉をあげました。

任意後見人として私が母の資産から用意したものです。

私が幼少の頃より母方の家のお年玉はわりと高額で、年始の挨拶がたいそう楽しみだったのですが、任意後見人として用意するのでネットで

「お年玉 平均価格」

と調べて金額を決めました。

 

にしても孫が3人います。

誕生日ですが母の出費の方が多くなってしまいました。

 

後日、

マグロを美味しそうに完食なさいました。

マグロでお腹がいっぱいになってしまったようで抹茶プリンは1/4くらい残していらっしゃいました。

お年玉をあげることが出来てよかったと喜んでいらっしゃいましたよ。

と、施設からご報告をいただきました。

 

多分、今年の誕生日、母が一番嬉しかったのは

お年玉を受け取った孫の笑顔

なのではないかと思うのですが、、、

 

この「お年玉」

私が任意後見人になった当初の後見監督人からは

「お年玉ってぇ、、、???」

と小馬鹿にされたことをとてもとても良く覚えています。

「お年玉」など必要ない。

または、

私が自腹で用意し「お年玉ごっこ」をしろという感じでしょうか?

 

実は任意後見監督人が1年半程前に変わり、

現在はお年玉を小馬鹿にするような監督人ではなくなりました。

赤の他人である弁護士に気を使いながら生きるのが任意後見であることに変わりはありませんが、任意後見において後見監督人の存在は大きく、

本当に変わってよかったです。

 

以前の監督人について、

任意後見について、

書いておかなければと思っています。