秋場所の全日程が終了した。
結びの大一番、東西横綱同士の全勝対決。
踏み込んだのは鶴馬龍。しかし両横綱共に右上手を引きがっぷりに。土俵中央で激しい引き付け合いから、今場所万全の相撲を取っていた鶴馬龍が底力を見せ46秒の熱戦を最後は寄り倒しで制し、5回目の優勝と初めての全勝優勝を達成した。天神鳳は前回の全勝対決に続いての黒星となった。
服部と神乃桜の大関対決は右からの上手投げで服部が逆転勝ちし、12勝目。神乃桜は終盤3連敗で12勝3敗。
負けたほうが来場所のカド番となる大関対決は巻き落としで大神皇に軍配。8連勝から足止めを食っていたが、千秋楽に二桁勝利でようやくカド番を脱出した。冥界山は2場所連続の負け越しで来場所は3回目のカド番となる。
大関昇進を目指していた千代狼は掛け投げで隼に敗れ8勝7敗。大関への挑戦は振出しに戻った。
新入幕の刀馬は上手投げで結城を下し何とか勝ち越しを決めた。
十両は大和富士が13勝2敗で優勝を決めている。