お洒落は我慢
家でも女であることを忘れない

母からよく聞かされていた言葉ですが、私にはもはや苦行でしかなくてね。

母は、出掛けない日もバッチリメークでしたし、寝る時もブラをしていました。

この人はどこでリラックスするんだろう?と、幼心に思いながら、その様子を見ていた私。

同時に、美というものがそこまでしなきゃ手に入らないなら、別にいらないや、と思いました。

少し前に見た、ぽっちゃり芸能人が出演していた何かの番組。

「痩せようと思わないの?」という質問に対し、

「私には食べることも人生の楽しみ。逆に、痩せなきゃって思いに支配されて、食べたいものも食べられない人生って楽しい?」といったことを言ってた気がする。

そういや私も、ダイエットしろという母に、似たこと言ったことあるわ、と。

「食べるという数少ない楽しみを奪われる位なら、別に痩せなくていい。どこの誰だかわからない人(世間)のために、我慢なんてしたくない」

食欲、性欲、睡眠欲は人間の三大欲求であり、それを抑制するには、相当強い動機が必要。だから、ダイエットの多くは続かない。

ダイエットをする理由が、世間体のためだとしたら、まぁまず続かないと思います。

で、できなかった自分を責めるのループで、ますます卑屈になり笑顔が無くなり、うつむき加減になり隠すような服装を選ぶようになり、隠れるように生きるようになる…

美しくなるために、時間と労力を費やし、色々な器具や食品にお金を費やしているのに、減っていくのは体重ではなくお金だけで、かつブスになるって何のコント?

これって、今持ってるものを活かす努力をしないのを容姿のせいにして、自ら人生を暗くしていくパターンやん!

太っていても人気者だったり、かつネガティブでもそれを活かして、稼いでる人はいくらでもいるのにね。

美容関係以外の教えを請うときに、先生が太っているかは別に気にしないし。

だから、世間体<<越えられない壁<<自分の楽しみや興味という私のような人は、体型はそのままでいるしかなないと思う。

そして、体型以外の自分が興味を持てる事に集中する。

そうすれば、無駄に卑屈になって、人生を台無しにすることもなくなるから。

ファッションが好きなら、渡辺直美さんのような路線にシフトさせていったほうが、いい気がするのですよ。